あらすじ
容姿端麗で才色兼備、『白銀の星屑』という二つ名まで持つ超お嬢様、乃木坂春香。彼女と過ごす花の高校二年生最後にして最大のイベントでもある修学旅行は、一つ一つが二人の大切な想い出として記憶されていったのだが、この旅行に懸けていたのは椎菜も同じだったらしく──。 修学旅行最終夜。女子部屋で始まったゲームの最中、椎菜の告げてきた「好き」発言と暗闇の中での唇同士の接触……。そんな出来事を経て、修学旅行は最終日を迎える。地元小樽で本当の自分の気持ちを明らかにしてくる椎菜。それを受け、今まで考えたこともなかった自分の心の内側を真剣に考え始めた俺は──。 いよいよ佳境を迎えるお嬢様のシークレット・ラブコメ第十二弾。
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Posted by ブクログ
物語も終盤になり、ついに椎菜が動いた。
他のヒロインも動きそうなので今後は主人公が立てたフラグを次々に折っていく形になるのだろう。
ラブラブな展開には飽きてきたのでこういうのもいいかも。
Posted by ブクログ
椎菜はよく頑張った!当初から予想はできる展開だけど仕方ないよね。しっかり結論を出したわけだし、裕人もその辺は(ようやく)進歩したかな。とりあえずは今回もニヤニヤしながら読めたからそれでよし。あと、ついに生霊扱いになったお姉さまズは乾杯(笑)
Posted by ブクログ
本巻になってようやく、物語がラストに向かって動き始めたようです。
修学旅行の最終日、自由時間を椎菜とすごすことになった裕人は、椎菜の実家を訪問し、歓迎を受けることになります。そして、ついに椎菜からの告白となります。まだ自分の気持ちが定まらない裕人に対して椎菜は、よく考えて2週間後に返事をしてほしいと告げます。
次は終業式の日、カラオケ・ボックスで打ち上げがおこなわれますが、澤村さんが裕人とキスをしてみたいと言い出し、春香が慌てて静止に入るという展開に。そこで、春香と澤村さんが、裕人のキスを賭けてビリヤードで対決をすることになります。
その次は、裕人が乃木坂家のメイドさんたちに頼まれて、臨時の執事として働くという話です。せっせと仕事をこなすと、最後に裕人の誕生日を祝するサプライズ企画だったことが明かされます。
そして裕人が、いよいよ椎菜の気持ちに向き合います。2人でネコ喫茶、プラネタリウム、アクアリウムなどをめぐって一日デートをし、最後に椎菜がふたたび裕人への想いを告げ、裕人も、彼が本当に大切に想っているのは誰なのか、正直な気持ちを椎菜に明かします。
椎菜の母ときょうだいが、美夏&メイドさんたち同様に2人の様子を物陰からうかがっているという展開にニヤリとしました。分かりやすい天丼パターンで、きちんとオチをつけてくるのに、何だか心地よさを感じるようになりました。