あらすじ
たった1行書くだけで、「その場しのぎ」から抜け出せる。そんな簡単なノート術があったら、知りたいと思いませんか。
20代後半から、公私ともども変化が訪れ、期待と不安が入り混じる時期に差しかかります。将来に対して「不安」や「焦り」を感じながらも、目の前の仕事に追われ、ただ漠然と毎日を過ごしてしまう人は多いのではないでしょうか。
「人生戦略ノート」とは、「会社に戦略があるなら、人生にも戦略があってしかるべき」という考えのもと、著者が29歳の副社長補佐時代から書き始めたノートがもとになっています。たった1行書き始めることで、「計画→行動→評価→改善」(PDCA)という、仕事でもプライベートでも成功するためのサイクルを自然に回すことができます。
著者は、グローバル企業SAPで、世界7万人の上位2%に7年連続で選出されるほど、ハイパフォーマンスを上げている人物。第一線で活躍する著者のノート術で、将来に対する不安を払拭しましょう。20代、30代のみならず、すべての年代の方に読んでいただきたい一冊です。
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Posted by ブクログ
自分が30歳ちょうどという年齢もあり気になっていた本。
確かダイヤモンドか何かの新著レビューにあった本だったかと。
こういった手帳術系の本でいつも思うのが
小さなことを継続することの大切さと難しさ。
そしてその差が大きいということ。
分かっているんだけどねー。
一応法律の国家資格も受かっているし、小さなことをを継続することの大切さは分かっているはずなんだけど
本著の中で一番目を惹いたのは
目標達成には目標からの逆算だけではなく『現状からのボトムアップ』でも大丈夫という点
PDCAのCAが重要、はやくこういった行動ができるようにならなきゃね。
Posted by ブクログ
将来に対する漠然とした不安がある今の自分の気持ちに、ぴったりとマッチした本。
方法論としては細かいけれど、逆にその具体性が、自分が実践するイメージに強く結びつきました。何回も読みなおして自分に定着させたいと思えた方法です。
Posted by ブクログ
日々の小さな成長を積み重ねて自分の根源的な願望・ビジョンを導きだすための、単なるノート術に留まらない一連の方法論が述べられている。
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・「今やるべきこと」「将来目指すべきこと」「自分が大切にすべきこと」の3つをはっきりさせることでした。
・「人生戦略ノート」を書きはじめて5年経ってわかったことは、「戦略ことは、日々実践していく中で、たえず改善を繰り返すものであり、最終的には自分の腹に落ちるものにする」ということです。
・その意思決定を少しでも確実に行うための骨格となるのが「人生戦略」であり、行動を少しでも成功につなげるために必要なツールが「ノート」です。この2つを組み合わせ、常に自分の身近に置いておくものの総称が「人生戦略ノート」です。
・「1つの行動の直後に、必ず次につなげようという意識を強く持っていること」
・たった一つの小さな成功でも、地道に次に着実につなげている人と、そうでない人の間には長い目で見ると大きな差となります。
・「採用される人とされない人の大きな違い」を発見しました。それは、「過去の結果をただ示すだけの人」と、「なぜうまくいったかを説明できる人」という違いです。
・「そこから何を学びたいか(目的)」、そして「どんなアウトプットを出すべきか(目標)」の2点を事前に「虎の巻」に書き込み、振り返ることです。
・自分の周囲の環境をコントロールできないのであれば、まず自分自身をコントロールすることです。
・自分の行動パターンを改善することで、人生全体の流れがよくなります。
・大切なことは、どんな小さな戦略でもそれを実行し、結果を評価し、再び戦略にフィードバックしながら計画を改善し続けることです。
・憧れる人物の「どこに憧れるのか?」が具体的にわかればわかるほど、単なる憧れではなく、そこに一歩でも近づける対象に変わります。
・自分の中に強い意識がない限り、チャンスは作ることも、また気づくことすらできない、ということです。
・「仕事とプライベート」と「攻めと守り」の2つの軸にまとめ、人生計画を大きく4つの象限に分けて考えてみます。
・少なくても自分の心に訴えかける目的を持つことで人間は大きく成長できます。
・自分を動機づけるには、次の3点が重要だとわかりました。
1.人生を賭けて挑戦する価値のある大きなもの
2.具体的に頭の中にイメージできるもの
3.自分が素直に行動したくなるもの
・最終的なビジョンは、ひとりよがりのものにならないために「自分」に向けたものと、「他者」あるいは「社会」に向けたものと2つの視点からまとめます。いわば、「自己存在価値の向上」と「他者との相互依存」という2つの要素で構成されるべきだと考えています。
Posted by ブクログ
すんなり自分の中に入ってきてとても読みやすく、やろうと言う気にさせてくれる内容の本です。
読みやすいので、何度でも読んで、内容を熟読出来る本です。
Posted by ブクログ
読んだ後に、これなら出来そう、と思わせてくれる本。
某外資系で成功した作者が、成功するまで、そしてこれからも実践していくことをノウハウとしてまとめた本。
読んで一番いいな、と思ったのは、「まずは一行ノートに書くだけ」だということ。
自己啓発系のいろんな本を見て、立派なことが書いてあることは書いてあるのだが、本を閉じた10分後にそれらをおぼえていられない。
わかりやすいやり方だとしても、「まず最初に目標を決めて・・・」とあるが、そもそもその目標ってどうやって決めたらいいの、と思い、あれこれこだわっているうちに風呂敷を広げすぎて面倒臭くなって挫折することもしばしば。
この本によれば、まずは一日一行書くことから始める。書いたことからいろいろ枝葉を広げたり、原因や対策を考える。それらを蓄積させていくうちに、だんだん目標が見えてくる。
うん。確かにこっちの方が、しっくり来る目標をたてられると思う。
そしてこの本に書いていあるのは、「一日一行」がたまってきた時に、それらをどうやって活用するか、について。
材料を揃えたあとの調理方法のレシピのようなものだ。
整頓の仕方は、必ずしもこの本の通りに書かないといけないわけではない。
けれど、何かしらのヒントにはなると思う。
Posted by ブクログ
29歳からの人生戦略ノート – 2011/2/17
金田 博之 (著)
著者は東京都立大学卒業後、SAPジャパンに入社。「史上初」「史上最速」を代名詞にそれぞれのステージで圧倒的な結果を残している。
30代を目前に控えた29歳は、多くの人にとって色々なことを考える年齢である。まかされる仕事の責任が重くなってくる時期であり、同時に仕事が楽しくなってくる時期でもある。社内にとどまるか、転職をするかを考える頃でもある。そしてプライベートでは、結婚、出産、子育て等と向き合う人が増えてくる時期でもある。
その中での経験をきっかけにつくり始めたのが本書で解説する「実勢戦略ノート」でのある。戦略というと難しそうに聞こえるかも知れないが、その実践方法はシンプルで簡単なものである。それを今を記録していくことである。
実際にその作成方法、活用方法について以下の8章により説明している。
①なぜ、人生には戦略とノートが必要なのか?
②今と将来のギャップを埋める「人生戦略ノート」
③たった1行からはじめる「成長日記」
④自分だけの最強のビジネス書をつくる虎の巻
⑤不安をかき消すストレスノート
⑥これからの5年で飛躍し続ける人生計画ノート
⑦計画倒れで終わらないための実行約束ノート
⑧仕事とプライベートが充実するビジョン決定ノート
散らかった自分の考え。
それを色々な階層に分け多用なノートに記すことでそれをつなげ整理し自分の将来を明確にし今やるべきことも明確にしていく。そしてその二つについても常に更新し改善していくというようなもの。
通常の考えと違うのはビジョン・ゴールありきではなく、それについても自分の行動や経験から積み上げてつくっていくというもの。それも大いに有りだと思うものの、著者だから出来ること。本書を実践していって初めて出来るものである。
著書の全てからあふれ出る人間臭さは努力の結晶であり、尊敬できる。
本書はそんな人間臭さが一番にじみ出た一冊である。一朝一夕で出来ることではないものの自分の今そして未来への指針を考えるにはもってこいのツールである。全てではないにしろ一部でも活用しようと思う。
Posted by ブクログ
将来に対する漠然とした不安を解消して、建設的な行動へ結びつけるためのノートの使い方、活かし方が書かれている。長期的目標も大事だが、まずは今できることを積み重ねていく、失敗事例ではなく成功事例を研究するなど、逆の発想による振り返り方が参考になった。
Posted by ブクログ
自分を成長させるPDCAサイクルを回すための、日々の活動に根付いたノート術。
その日の成功体験を一行でもいいから記し、それを「どう次に繋げるか?」を記録する。
その蓄積から自分だけの「虎の巻」を作成する。
一方でストレスに関しても見える化し、克服するようにする。
まずはこれらを日々積み重ねていく。
そこから段々浮き彫りになる自分の願望や強み弱みをもとに「人生計画ノート」を作成し、実行を担保する「実行約束ノート」に落とし込む。
その過程でより大きな人生の目的・信条も作っていく・・・。
自分の進むべき道は、自分の過去の経験の中に潜んでいる。
多くの人はそれを振り返らない。
それを可視化することで着実に自分の財産にしていくための具体的な方法論。
自分自身、目の前の仕事をこなす中で、まるで経験の棚卸ができておらず、結果として同じミスを繰り返したりするし、自分の強み弱みも即答できない。
社会人5年やってため込んだモヤモヤを、このツールを用いて見える化してみよう。
この方法論の弱点は、「○○ノート」がたくさん出来上がってしまい、ややシンプルさに欠けるところかもしれない。
Posted by ブクログ
人生の目的、目標、行動指針などを記録から作っていく本。とても具体的で大いに参考になった。自分の方法を確立するまでは、そのまま取り入れるのがいいかな。「虎の巻」という言い方は少し変えたいかな。
Posted by ブクログ
今まで読んだことのあった本だと
「目標達成には目標からの逆算」と書いてあって
ゴールと現状とのギャップを埋めるために要素分解して
自分の成長の制限要因になっていることを割り出して次の課題をたてる、
ってのが難しいなあーと思ってたところに、
「目標は今をやりきることを蓄積して達成する』という方法を提示してくださってとっても安心しました。ストレスノート・恐怖ノート・成長ノート・憧れノート、Evernoteで早速書いてます^^
Posted by ブクログ
これから実際に試してみないと分からないが、
実際に試して成果が出ている人の言うことであり、
かつ的を射ている点から、有効と思われるノートの作り方が記載してある。
これからぜひ実践してみたいと思う。
Posted by ブクログ
本書を手にし、パラパラとめくった結果感じた初情、それは『この著者、なんか親近感沸くわ~。』でした。
いいえ、僕は彼の様にグローバルな企業に勤めている訳ではございません。地方銀行員です。
いいえ、僕は彼の様に営業企画本部本部長なんて言うたいそうな肩書きは持っていません。平社員です。
そんな、彼と僕のギャップすらも超越する共感。これは、本書のまえがきを読みすぐに納得しました。
『今』を綴る事の大切さ、その難しさ、それを理解した上での試行錯誤。
その試行錯誤の過程が、気持ち通いくらい伝わってくるビジネス本・・・内容については、自己啓発の基本を、自らの出来事に沿って工夫を凝らし、自分なりに一生懸命昇華させ、エッセンスをオリジナル化させたものです。それは、筆力のある作家が、サラサラっと仕上げた書籍とはひと味違う雰囲気を醸し出しており、こんな親近感の湧く一冊はなかなか出会えたものじゃありません、当然の良書。
本の構成とすれば、著者が行っているブレインストーミングを、様々な角度から詳細に分類した名称のノートになぞりその重要性を説いて行くのですが。。。
一つだけ酷評するとすれば
○○ノート!の数が多い(笑)
目次に載っているだけでも、なんと7冊。人生戦略ノート、成長日記、虎の巻、ストレスノート、人生計画ノート、実行約束ノート、ビジョン決定ノート、そしてそのそれぞれに付随しさらに出てくるキーワードと戦略的ワード。一体、どんだけノート持ち歩くねん(笑)と、突っ込みの一つでも入れたくなる程数多くの○○ノートが登場します。ノートの種類がどうだという事は置いといて、きっと何よりも大切な事は、『いかに「今」の感情を記録し、後に見返す事が出来るか』に集約されている様に思います。そして、出来上がった「人生戦略ノート」は、自分自身の人生に一貫した太い軸を置き、たえず意識する為に「文章として形に残すもの」へとその表現を変え、本書のあとがきへ向かいます。
最後に、締めの言葉へつづく著者の言葉を抜粋。
~「あきらめない」ことは、究極の戦略
「言い訳」は自分と言う人間を小さくする、魔法の呪文です。
現在、私は「今の会社で得たいもの」「今の会社で出し切りたいもの」をリストにし、それらを全て達成するまでは次のステップには行かない様に決意しています。これがどんな逆境にも打ち克つ、自分の大切な心のよりどころになっています。
私は裕福な家庭に育った訳ではありません。大学の受験料は自分でアルバイトをし、第一志望の大学も受験料で断念し、学費も奨学金でまかないました。学費や生活費を親に払ってもらっていた同級生がとてもうらやましく、また悔しい思いをしてきました。
まわりの人、あるいは理想の自分に対してコンプレックスを感じているとしたら、それだけ伸びしろがあるとも言えます。~
本書の凄い所
これが唯一無二の方法だ!!と説くのではなく、貴方自身のオリジナルビジネス本の作り方!!
を表現しているとろ。その為の戦略ノートであるところ。それをコンプレックスを持ったサラリーマンが出版している所。
そのへんが未だかつて無い。
Posted by ブクログ
実践の中で試行錯誤を繰り返し、築き上げたノウハウが詰まっています。
「マネジメントサイクル(PDCA)で自分の人生をスパイラルアップしよう。」という主旨です。
あくまでも著者である金田さんにとっての最善のファイリング術ですので、参考程度にとどめ、運用や書き方については自分の肌に合わせると良いと思います。
他人の手帳を解説付きで覗けるという楽しみもあります(笑)
私もこの「人生戦略ノート」と、「レバレッジ時間術」という書籍を参考にさせていただき、自分のスタイルに取り入れて手帳管理をやってます。
1500円でこの内容なら間違いなく買いです。
Posted by ブクログ
わりと王道な自己分析によるノートの作成指南書。自己分析に精通している人は特に目新しい情報はないかも。。。なんか自慢話にも聞こえてきそうな本だった。でも、当たり前のことができてないなーって思うときに読むとちょうど良い刺激になるかもです。
Posted by ブクログ
著者が友人の知り合いで、二冊目の出版記念パーティーに付き合いで出席。義理で一冊くらい買うか、と夫婦とも29歳ということもあり、新刊ではなくこちらを購入。
思ったよりも読みやすい。30分くらいでさらっと読める。
成功体験に重点を置いているのが、特徴。
転職、結婚してから、私自身はガツガツしたとこなくなっちゃったけど、振り返りの時間はもったほうがいいかな。
Posted by ブクログ
ここに書かれてることをすべてまじめにやったら、スーパーマンになれる。
ただ、時間がなくて実行出来ませんでした・・・
っていうのは、すでにダメ人間のスタートなのかもしれないと、伝えてくれた一冊。
一応、この本の内容の1/20くらいは実践してて、効果も出てるので、自己啓発好きな人には良いかもね。
Posted by ブクログ
帯に書いてある『目の前のことを一所懸命やっているのに「将来の不安」が消えない20代、30代必読!!』に惹かれ購入。
失敗体験は誰でも後で考えるが、成功経験はなかなか考えない。
確かに自分もそうです。成功の積み重ねって大事だな、と思える。
事細かに書いてあるが、一度に実践するのはなかなか難しいと思われます。
まずは一行。
Posted by ブクログ
忙しく過ごす毎日の中で,一日を振り返る時間を果たしてどれだけ人が取っているだろうか。次々と与えられる仕事をこなすことに追われ,気づけば自分の気持ちや目的を確認することすら忘れ,ただがむしゃらになっている。前進し続けているはずなのに,常につきまとう「不安」。“このままで本当にいいのだろうか”――この思いが,著者の出発点となっている。
高い目標を掲げ,そこから逆算して必要なことをこなすことも重要だ。だが,忙しい毎日に追われてしまうと,目標に向かって進んでいるのかどうか,足元がおぼつかなくなってしまう。そうならないために,著者は本書にあげるノート術の実践を提案している。ポイントは,日々の小さな成功体験をノートに明文化することをベースとして,そこから得られる自分だけの成功原則,ストレス対処法,長期的な人生設計,毎日のスケジュールなどを考えていくこと。
せっかく上手くいった体験があっても,何となく過ごしていると,その場限りになって蓄積されない。自らの強みと弱みを着実に生活に活かしていくために,自分の経験を1行ずつでもいいから書き残し,定期的に振り返り,また実践につなげる。このノート術の実践を通して,PDCAサイクルを自分自身に適用し,やる気を蓄えながら次を考えていくのである。
本書の中には,文章のつながりや表現が曖昧で,読みづらさを感じる個所もいくつか見られた。とはいえ,これから社会人としての新たなステップを迎える自身にとって,自らをブラッシュアップし続けるための具体案を得られたのは大きい。