【感想・ネタバレ】七十五羽の烏のレビュー

あらすじ

旧家に起こった殺人事件は、千年も前に怨(うら)みを残して死んだ姫君の祟(たた)り!? 登場するのはまったくやる気のない探偵、ものぐさ、いや物部太郎(もののべたろう)――。作者は文中で(見出しも含めて)、ひとつも嘘をつきません。そして事件解決の手がかりは、すべて読者の前に明示されます。鬼才が精巧に練り上げ、フェアプレーの精神で読者へ挑戦する本格推理ファン必読の傑作!

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Posted by ブクログ

「鬼才が精巧に練り上げ、読者の脳細胞に挑戦するパズラーの金字塔!」
ーー帯より

ロジック好きによるロジック好きのための作品。
「重大な手がかりあり要注意」といった注釈までついており、著者のフェアプレイ精神には恐れ入る。

緻密なロジック、「あら、父とおんなじ」といったさりげない、しかし明確な、情報の提示。
物語としての面白さはほとんどないので、読む人を選ぶのは確かだろうが、パズラーの傑作であることは間違いない。

西澤保彦の解説もとても面白く、早く『黄色い部屋はいかに改装されたか?』も読みたくなった。

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2021年11月02日

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