あらすじ
20代後半から一念発起し、婚活を開始したアラサーOL、ちかさ。合コンから婚活パーティー、街コンまであらゆる手を尽くしてみても、目の前に現れるのは一癖も二癖もある相手ばかり。こんなに出会いがないなんて、運がないのか相手が悪いのか、それとも自分が悪いのか? 時には悶々と悩みつつ、今日も彼女は前を向き一歩ずつ進みます。“普通の人”に出会って幸せになりたいすべての女性に捧げるコミックエッセイ。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
反面教師にするにはいいかも
このエッセイの主人公であるちかささんからは、自分から男性に働きかけたり少しでも魅力的だと思ってもらえるよう努力したりということをほとんどせず、まさに幸せは誰かがきっと運んでくれると信じている女性という印象を受けました。
中盤に「昔から私の周りにはろくな人が集まらない…」と嘆くシーンがありましたが、これはちかささんが無意識に他者を馬鹿にし、自分のことは完全に棚に上げた批判を繰り返しているから、同じレベルの人ばかりが集まってきている結果なのではないかと思いました。
特に最後に出てきた男性の話はひどかったです。この男性はとても紳士的で常に大人の対応をしてくれており、おまけに靴をプレゼントしてくれたり漫画本を貸してくれたりしてくれたのに相手から次のデートの誘いがなかったというだけで「ダメ男」認定し当てつけのような嘘メールまで送る始末…あなたは自分がフラれるということを想定していないんですか…と呆れました。
まとめですが、この本を婚活の参考にするのは難しいかもしれませんが、人生の反面教師にするは良いのではないか、と思います。自分が愛されたいなら、まず自分が相手を尊重して理解する努力をすべきであるということを教えてくれる気がします。