あらすじ
マルは、イタチ科テンの男の子。人間の暮らしに憧れていて、人間に化けて暮らしています。マルの同居人は、無口でマイペースな大学院生のスナオ。「おはよう」「おやすみ」「いただきます」2人一緒ならたいていのことが楽しい…。毎日を丁寧に暮らす2人の同居生活。電子限定の描き下ろしページを追加した特別版。
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人間に化けた貂(テン)のマルと、大学院生のスナオ。
2人の同居生活を描く本作品は、ひたすらかわいいのひとこと!
一緒におにぎりを作ったり、買い物をしたりと、日常の小さな幸せが描かれているのも、ほっこりさせられるのですが、マルの視点から見た世界がこれまた良いのです。
きれいな着物の柄に見惚れたり、街の人たちの暮らしを嬉しそうに眺めたり……。
マルが本当に人間社会のことを好きなのがわかります。
マルを連れ戻そうとする貂一族とのせめぎあいや、人間と獣という、どうしても超えられない壁など、色々と問題はあるのですが、そんなものを軽く乗り越える2人の絆に、心が癒やされます…!
エロ要素はまったくないのですが、2人の関係に和むこと間違いなし!疲れた心に沁みる一服の清涼剤のような本作品。ぜひぜひ読んでみてください。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
ユルフワだけどシリアスも
人間に憧れて修行中のテンのマルと、大学院生のスナオ。ひょんなことから知り合った2人は、一緒に過ごすうちに心を通わせるようになる。ゆっくりと時間が流れていく日々に、突然マルを連れて帰ろうとする人達が現れて、スナオとの決別が!?
振り切ることの辛さも描いた優しいお話。
他、不思議なお話が二作品。
Posted by ブクログ
わぁこれなんていうんだろ、
色がついている。
ちょっとレトロなかんじがお話ととてもあっていた。
おや、また二冊目から読んだかな?とおもったけど出会い編あった。
ほぼほぼBL要素はないんだけど、お互い大切にしているのが伝わる…
はぁ…よかった。
生きることは食べること。
食を大事にするまるが愛おしい…
2.3作目は難解でした。
2作品目はもう一度読み直して理解できたけど、3作品目はいまだ理解できていないかも…
今から口コミ探しに行ってきます。
ちなみに「つぼみ開かぬ金釦」の私なりの解釈は
"お父さん"は若い頃の「デコ」で両思いだった男の子が上京するときについていきたかったけど家族や故郷を残して一緒に行けなかった心残りが見せた空想が見せたもの。
たぶん死期が近づいている。(お姉さんもすでに他界)
デコの背中を押せたデコ。
よかったね。
メトロもシティライツバースディも好きだけどこちらもよかったなぁ。
この作者様が好きで読了済みです。
あらすじなどは「書店員のおすすめ」に書かれていますので、そちらを参考にしてください。
表題作+短編2作品。
正直言って、短編2作品は意味がわからなかったのですが、表題作がものすごく良かったです。
BLか?と言われる人もいらっしゃいますが、私はりっぱなBLだと思っています。
表情や仕草だけで両思い感満載ですよ(笑)
ほのぼのしている作品なので癒されます。