あらすじ
謎の竜使いとしてユーリたちの前に現われ、その後、仲間となったクリティア族のジュディス。彼女は、<人魔戦争>の原因となった新型魔導器(ブラスティア)を生んだ研究者の娘だった……。テムザでの平和な日々、バウルとの出会い、父の死、竜使いとしての想い、そしてユーリたちとの旅など、知られざるジュディスの物語が、今、始まる!! ゲームオリジナルスタッフがお届けする"ヴェスペリア"外伝シリーズ第二弾の登場です。
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Posted by ブクログ
ジュディスの過去
バウルとの出会い、人魔戦争、父ヘルメスとの死別、魔導器破壊の旅立ちまでが描かれています。
少々情報が欠落していて分りにくい箇所がありましたが、どうやら「虚空の仮面」で補完できるようです。
人魔戦争という事態が動く中で、ジュディス・ヘルメス・バウル三者の心理描写がよく描かれていました。
幼いジュディスは、ゲームでの飄々とした掴み所のないキャラクターではなく普通の女の子だったのが意外でした。
人魔戦争でテムザが滅んでいく様はあまりにも惨たらしく、父と故郷を失った彼女は、辛く過酷な人生を歩んでいるのだと思い知らされました。
父親を強く慕う思いから生まれたもう一人の娘への憎しみ。正直、ジュディスがこんなに黒いものを抱え続けていたとはゲーム上のイメージからは想像できません。
捨て身でピンチのジュディスを救うバウルに感動しました!憎しみに駆られた彼女を見守るバウルが唯一の希望。早く続きが読みたいです。