あらすじ
親に捨てられ、借金返済のために「へんたいのおじさん」に売られた11歳の少年・ジャン。女装しておとなのお店で働く生活に嫌気が差す中、ジャンは街で同い年の少年・ポールと出会う。一緒にいる時間を居心地良く感じる一方で、純粋なポールと過ごすことが後ろめたくなったジャンは…!? 表題作「アマリリス」ほか福島鉄平が青年誌で発表した5作品と描き下ろし漫画「アマリリス【epilogue】」を収録した短編集。 【収録作品】アマリリス/イーサン飯店の兄弟は今日も仲良し/ハルよ来い/ルチア・オンゾーネ、待つ/私と小百合/アマリリス【epilogue】
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Posted by ブクログ
ああ、もうほんとに、たまらなく好き。
ずっと待ってました。また会えて嬉しいです。
(追記レビュー)
福島先生の描く漫画からはいつも、純粋さのようなものを感じる。
だから『アマリリス』のように重く切ないテーマを扱った作品でも、なんだかすごく、とてつもなく、愛しいのだ。
というよりむしろ「だからこそ」、というべきかも。青年誌向きのテーマだからこそ、内にある純粋さが強調されて見える。
その純粋さに触れていると、私はとても安心する。