あらすじ
日経エンタテインメント!で好評連載中、
「マーティ・フリードマンのJ-POPメタル斬り」の
2008~2009年の原稿をまとめた単行本第2弾。
「福山雅治の楽曲構成力はビーチ・ボーイズ級」
「クリスマスソング風のアレンジが嵐の曲をハッピーにする秘密」
「木村カエラはマドンナ、Dragon Ashには華原朋美(!)の影響を感じる」
など、独自の視点から斬ったJ-POP論。
宇多田ヒカル、コブクロ、Mr.Childrenといった
ビッグネームから、Perfumeやジェロ、alanなどのニューフェイスまで
最新ヒット100曲以上を“メタル斬り”。
「カラオケ好きの日本人は詞を切って歌うクセがある」
「メロディー重視のJ-POPではベースの低音が消えつつある」
ミュージシャンであり、アメリカ出身であるマーティだからこそ分かる
サウンド分析も満載です。
さらに単行本オリジナル企画として、
既にアメリカから移住して5年以上となるマーティが、
“ここが最高!ニッポン”と感じるツボを紹介。
「渋谷109」から「レストランのBGM」「コンビニの期間限定お菓子」まで、
日本人には当たり前すぎて気づかない“ニッポンのよさ”をマーティが語ります。
J-POPという音楽と、日本という国の素晴らしさが再発見できる。
そんな1冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
日本に甘すぎる部分もありますが、その目線を通して、日本人が陥りがちなないものねだりや過剰な欧米崇拝に気付けた気がしました。
とても面白かったです!
Posted by ブクログ
音楽との関わり方、音楽に求めるもの、アメリカ人と日本人の音楽観の違いが分かりやすく述べられていて面白い。ただ、インタビューの書き起こしだと思うけど、語尾に「じゃん」が多すぎるのはちょっと読みにくかったじゃん!
Posted by ブクログ
日本ベタボメなのでくすぐったい気分になる
知らないバンド・歌手を知ることができるのでよい
音楽の建築という言い方は興味深い視点だった
マーティの日米の比較音楽論も面白い
Posted by ブクログ
マーティー版『考えるヒット』って感じですか。
安西肇画伯の絵がないのがなんとなく物足りなかったり(笑)。
J-POPファンとしてはもとより、プレイヤーとして、プロデューサーとしての観点からも
J-POPを論じてるのが判り易くもあり面白かった。
鉄板のコード進行論なんかは『ほぇー』と口開けたまんま読んでました(笑)。
あと、アニソンに詳しいのには吃驚でした。
日本のアニソンはメタルの影響を色濃く受けてる、というのは同感。
個々の楽曲論に関しては近田先生と似た感じの造りなのであれだけど
書下ろしの第1章は目から鱗が落ちまくりでした。
コンビニの品揃え、清潔なライブハウス、作曲のプロセスの違い…
外から見ないと気付けないこと満載で、非常に興味深かったです。
1冊目も読みたいなぁ。