あらすじ
「非帰国子女」の大学生が、試行錯誤の末、英語と人づきあいのコツを身に付け、国連機関の職員に--。これまで7カ国に住み、60カ国以上の人たちとともに働いてきた著者が、日本人がグローバルな環境で働く際に必ず役立つ41のコツを、豊富な実体験をもとに伝えます。
1)世界のどこでも、誰とでも働けるコツをご紹介
本書では、仕事をする上での「日本人の強み」や、逆に「気を付けるべき点」について、実例を交えてご紹介します。「たまたまアメリカ人とエレベーターに乗り合わせたら、目を合わせるべきか」「2、3回仕事で会ったことのあるイタリア人と、あいさつはどのようにすればいいのか」「人と違うことを恐れず、嫌われる勇気を持つ」「自国について“多角的な理解”と“静かなプライドを持つ”」など、今日から使える「人づきあいのコツ」がちりばめられています。
2)英語を効率的に、確実に身に付けるコツが分かる
著者は、いわゆる「帰国子女」ではありません。ごく普通の高校生活を送っていましたが、大学時代のある出来事をきっかけに集中的に英語を学び、試行錯誤しながら英語を身に付けました。当然、山ほど失敗をし、回り道もしたと言います。そんな著者だからこそ書ける、効率的な英語の身に付け方を、実際に試した方法とともにご紹介しています。「文法の勉強に1年以上かけない」「まず伸ばすべきは“聞く力”」「きれいな発音より情熱が大切」「必要なのは才能ではなく、忍耐力」など、ポイントを押さえた英語力の伸ばし方は必見です。
3)「どんなふうに働きたいか」を考える際に、羅針盤となる1冊
就職活動中や転職活動中の人、あるいは今まさに外国人と働いている人などが、「どんなふうに働きたいか」「どうやったら、違う国の人と気持ちよく働けるか」を考える際に、この本が助けになるでしょう。
【特典1:特典映像】
[非言語コミュニケーションのコツ]
著者出演の映像を、ウェブサイトにて読者限定でご覧いただけます。本書で取り上げた「アイコンタクト」や「ボディーランゲージ」、「沈黙」の例を盛り込んだ実践的な内容となっています。
※特典映像はPCからダウンロードしてお楽しみいただけます。詳細は本書内をご覧ください。なおPCのみの対応となっておりますので、PCとPC用メールアドレスが必要です。
著者プロフィール:
東京生まれ。青山学院大学国際政治経済学部卒業後、KPMGに入社。大学時代にバックパックで回ったフィリピンのスモーキー・マウンテンの現状が忘れられず、退社。オックスフォード大学院への留学などを経て、2006年より国連世界食糧計画に勤務している。
これまでアメリカ、イギリス、フランス、イタリア、ラオス、アルメニアに日本を加えた7カ国に住んだ経験を持ち、共に働いたことのある同僚の出身国は、60カ国以上を数える。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
自己肯定、自分のルーツとしての自国の肯定の大事さを感じる。2章は、みなそれを目指したわけじゃなくいつしかそうなったの前提は置いておいて、「朗らかさを持つ」は本当に大事。見てきた闇が深ければ深いほど、ポジティブであり続けるには強さがいる。
4章 出来るできないの差は繰り返しやったか否かの差。5割程度理解できるものを選び、理解度9割になるまで繰り返し学ぶ。
5章 目的は自分の話を通時的相手を共感させ、動かすこと。構成は、最初に大きな話をする。会議、記憶に残る発言は最初か最後。
あとがき the more you learn,the more you forget.the more you firget,the less you know.so why study.
より多くを学べば、より多くを忘れる。より多くを忘れるならば、もっと知識は少なくなる。ではなぜ学ぶのだろう。
目の前の相手に共感することがどれだけ大切なことなのか。
ハッとした。私は共感に嫌気がさすことがあって、それは多分ずっと同じ環境に身を置いているから、同じような感性の同じような話に共感し疲れたんだと思う。定期的に環境を変えることが、他者を愛し続けるコツなのかもしれない。すぐ読めるから、定期的に読み返したい本。
1章 日本人の強みを生かして働く
2章 世界で活躍する人が必ず持ってる17の共通点
3章 言葉を超えたコミュニケーション力を鍛える
4章 ゼロから最短距離で英語力を身につける方法
5章 英語で話す力を伸ばすヒント
Posted by ブクログ
帰国子女ではないのに国連の第一線で働く著者からの、海外で働くことについてのアドバイス。異文化を理解し受け入れること、日本人の強みを知り活かすこと、同時に弱みを知り注意すること、英語学習について等。
自分も海外で仕事をする者の一人ですが、コミュニケーションの前提として、異文化交流についての理解と経験を積み重ねることの重要性を強く感じます。自分と違う人がいることを受け入れること。英語よりも何よりも、海外の人々との交流の出発点だと思います。
Posted by ブクログ
英語のおすすめ勉強法を筆者の経験を踏まえて、R/W/L/Sの4要素全てついて説明している章は読む価値あり。日本人が一般的に陥りやすい間違った英語学習法についても言及している。
一方で、国際的な職場での仕事の仕方については、実際に同じくらい国際性の高い現場で働いている人でないと有用でないと思う。日本にいて、メールのやりとり程度で海外と仕事する場合のメソッドについては触れていない。
Posted by ブクログ
筆者の方は、世界的な外資会計事務所から国連に勤務、という僕には想像できない経歴の持ち主ですけど、内容は非常に分かりやすく、共感が持てるものでした。
日本以外の国の方と仕事をする時に直面する問題とその解決方法(というよりも受け取り方かな?)、英語能力を向上する具体的な方法が書かれており、非常に勉強になりました。
Posted by ブクログ
目的:就活に当たって,世界を舞台に仕事がしたいと思い,何が必要なのかを知ろうと思った.
内容:6割強は,筆者が国連で働く中で気づいた日本人と外国人のプライベートや仕事への考え方の違いや文化の違いについての体験談.また,いろんな文化や風習がある中でどんなふうに日本人として誇りを持ち,うまく海外の人とつきあっていくかについて触れている.
後半の残りは,世界を舞台に働くためにさけては通れない英語の勉強法について解説.具体的な例があってわかりやすく,絶対に実践すべき勉強法.
●第1章 日本人の強み
・時間に正確
・強い責任感
・協調性
・カテゴライズ力
〜改善点〜
・上下関係にとらわれない
・自分を低めない
ex)つまらないもんですが...
英語が得意ではないのですが...
・人と違うことを恐れない
総じて,日本での美徳が,世界では通用しない
ある意味日本の悪しき文化を一歩超えると世界では良い評価が下ることも.
第二章 世界で活躍するために
・人を魅了する話術
パブリックスピーキングを勉強したい
・なぜか人を惹きつける愛嬌を持つ
・階級に関係なく平等に人と接する
・文化を理解し,相手の感情をいち早く察知
・自分の可能性を信じる
自己肯定からくる自信が仕事に集中させるために重要
・人と違うことはいいこと
周りに合わせてばかりだと何を考えてるのかわからないと判断される
・直感を信じる
・健康管理で必要なエネルギーをためる
第三章 コミュニケーション能力
・ボディランゲージが大事
・アイコンタクト
・言わないと伝わらない
言わなくても察して!はNG
・国によって異なるパーソナルスペース,沈黙の受け止め方
第四章 英語勉強法
・文法の勉強に時間をかけすぎない
・まず「聞く力」を!
ネイティヴスピードをききまくって,自分でも口に出して練習する.
読む力を並行して伸ばす
・書く力が最も時間がかかる.コツコツと!
第五章 話す力
・上級者向け
まだこのレベルではないから,もっと勉強してから再度読み直したい
世界を舞台に働くための準備がつまった本である.
読んで改めて,世界に通用する人材になりたいと思った.
筆者が帰国子女ではなく,自分の力で勉強して仕事に使える英語を身につけている.この点で一層英語の勉強を頑張ろうと思った,
英語に必要なのは忍耐.
Posted by ブクログ
みんな好き勝手なことをいうので、調整などできるか!と爆発しそうになることも
Service(対価)とおもてなしは違う
問題は一人で抱え込まない
大きな議論をしたあとに当人にむかってほほえむことのできる issueと人は別
自己肯定感が強いからこそ目の前の仕事に集中できる
明るいからいいことがある。表面的な明るさではなく、困難や不条理を超えてきたあとの、深みのある明るさ
建設的な意見を述べる人、共通のゴールを見つけるために意見を出すこと
counter-intuitive直感に反する
違う文化を楽しむ、価値判断不要
帰る場所があるというのは幸せ
英語ー寝る前と起きた後
業界英語 for dummiesシリーズ
仕事の現場に出てあなたを前に進ませるものは、共感する気持ちだよ
Posted by ブクログ
頭の整理にとってもよかった。
他の国の文化を理解するためには、世界史の知識が重要だけど、生活の知識(マナー)も忘れないように。
それから、コミュニケーションするネタと会話のスタイルも見直さないと。
Posted by ブクログ
読み書き、話す聞く、を4つ並行してガツガツやっていく方法が書いてあるので、これを読んで着手するのは、中々の力量が必要だなと感じた。「劇的に」と書いてあるので、仕方ないかも知れないけれど、ある程度の長期スパンで英語の勉強をしようと思う人には不向きである。
Posted by ブクログ
7か国に住み、60か国を超える人たちと仕事をしてきた著者の立場から、
外国人とのコミュニケーションを潤滑にし、仕事を上手く進めるためのメソッドをつづった内容。
英語の効率的な学習法含め、多くの気づきを得られる本ではあるが、
日本人としての誇りを持ち、そこをぶらさないことの重要性を痛感した。
迎合というと言い過ぎかもしれないが、恐らく英語初心者ほどその傾向はあるはず。
相手の立場に立って一定の理解はする必要があれど、
その点について改めていくことが、コミュニケーション上重要であると思えた。
Posted by ブクログ
意識高すぎてすごいですね。以外の感想が出てこない。ここまでになるには、もちろん経験もあるんだろうけど、努力もたくさんしたんだろうなと思う。そこまでのゴールは目指してないので、もう少しマイルドな感じでお願いします。