あらすじ
記憶力が悪くて学生時代に苦労した人も多いだろう。しかし今の時代、何かを記憶させておくだけならば、コンピューターにデータを蓄積しておけば済む。むしろ現代では忘れるスキルこそが重要になっており、過去に縛られていることが、挑戦したり、幸せに生きることの邪魔になっていると著者はいう。そのため、記憶するスキルよりも、効率よく忘れるスキルのほうが脳を活用するのには重要だというのだ。さらに、これからの頭の良さをはかる指標は、単純な記憶力より、どれだけ無駄な情報を捨てて圧縮できるかという「圧縮力」になると語る。本書は、覚えておきたいこと、忘れたいことを上手に整理し、脳の中をスッキリさせる画期的な一冊。過去にとらわれるよりも、忘れることの大切さを学んでほしい。
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Posted by ブクログ
"ときには自分が生きている実感に寄り添って、人生の部屋を掃除しなければならない。
いろんなものを捨てていった先に残るものは、案外ごくわずか。しかし、本当に自分にとって大事なものとは、そういうもの。"
「未来は何を持ってくるか分かりません。未来は誰にとっても、想定外のものを運んできます。想定外のことが起こるからこそ、人生が変わるのです。」
Posted by ブクログ
◆2 心を整理する練習
・マイナスの道路の横にプラスの道路を作る
ネガティブな経験をするとネガティブな回路ができ消えることはない
ネガティブな回路の横にプラスの回路を作るしかない
◆3 今ここを楽しむコツ
・いい加減な人ほどトラブルに強い
筋の通ったいい加減
・今ここを生きるために一貫性はいらない
いい意味でいい加減な生き方の方が今この瞬間を生きることになる
・マッスルコンフュージョン理論で腕立て伏せをする
マッスルコンフュージョンは筋トレに有効だが思考法に応用すれば脳のエクササイズになる
慣れきった発想法ではなくとっさに予期せぬことを考える訓練
人生は予期せぬことが起こると脳に慣れしておくべき
◆5 脳のリセット法
・一日5分 単純作業で悩みを忘れる
一日5分、シャワー、掃除など体を動かす単純な作業を行うことで同時に頭の切り替えを行ってしまう
ひとつのことでくよくよ悩んでいる状態は今ここではなく記憶というシステムに乗っ取られてしまう
・疲れたときは自分の涙を流す
マイナス感情は放出したが自分自身がとらわれなくなる
涙をながすことで感情を放出
落ち込みのリセット法としてセレモニーがある
自分自身の区切り
残業で疲れたときはケーキを買ってお疲れ様会をやったりメリハリ
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1 行動して記憶の整理
・一日5分、今日経験したことの意味をみつける
2 心を整理する練習
3 今ここを楽しむコツ
・いい加減な人ほどトラブルに強い
4 忘れるとは整理されているということ
5 脳のリセット法
・疲れたときは自分の涙を流す