【感想・ネタバレ】江戸三〇〇藩 最後の藩主~うちの殿さまは何をした?~のレビュー

あらすじ

黒船来航に始まる動乱期、尊皇攘夷の嵐が吹き荒れ、幕府の権威は崩壊していく。地方の絶対君主であり、一国の命運を握っていた藩主たちは、この危機に臨んで何を考え、新時代に向かってどう行動したのか? 薩長土肥や会津といった有名どころから、決して歴史の表舞台には現れなかった平凡な殿さままで、幕末の江戸三〇〇藩、すべての動向を網羅!

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Posted by ブクログ

 近年大河の幕末物(新撰組、篤姫、龍馬伝)に加え、今年の大河『江』にまで、目配せした、便乗書籍と言ってしまいそうな、元METI官僚著の幕末史。
 
 全国の「最後の殿様」が、幕末(鳥羽伏見の戦~錦の御旗~戊辰戦争)に、どう動いたかを300余藩余さずに記載。読み物として向き合うには、記録的要素が強く正直シンドイ。ただ、これをジーンズのケツポケットに入れて、歴女と、お城巡りをしたくなる本ではある(笑)

 客観的な記述に努めているが、すぐに、著者独自の史観が顔を出し、主観と客観がない交ぜになる点が、非常に不愉快にさせる。視点が定まらないと、読み物としていかがなものか?と思う点がマイナス要素。

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2011年01月24日

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