【感想・ネタバレ】志高く 孫正義正伝 新版のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

孫正義の圧倒的すぎる逸話と考え方、信念を目の当たりにして、しばしば読む手を止めてしまった。あまりにも刺激が強く、ぼく自身が自信を失ってしまうこともあった。

特に、久留米附設を数ヶ月で中退してアメリカに渡り、1ヶ月で飛び級して、その直後にアメリカの大学検定を受けて、UC Barklyに合格。在学中にはアメリカで事業を立ち上げ、うまくいく。すごい。

ソフトバンクは良くも悪くも、時代時代に合わせて様々な事業をやってきた。この点は、例えば楽天やユニクロといった企業とは大きく異なる。

また人生の要所要所で様々な勝負を仕掛けて、やりきってきたところは本当に凄まじく、勉強になる。

名言はいくつもある。

「300年先からいまを見るんだ。自分の考える時代はきっとくる。」

「積み上げ方式の人生なんてつまらない」

一方で孫正義ですら、最初はソフトウェアの販売で、地道に小さな売上を積み重ねていった。

そして様々な失敗をしたこともあるが、すぐに失敗として諦めるのではなく、徹底するなかで成功をおさめていくことができた。

孫正義に会う人会う人、特にビジネスの交渉をした人は、「不思議な魅力がある」と口々に言う。

印象的なのは、その時々において、時代をつくる勢いのある企業のトップとパートナーを組んで、道を切り開いてきたことだ。その提携関係も、ただの小金稼ぎというよりは、新しい事業を展開するというwin winな関係で、ちゃんと相手にとって本当に魅力的なパートナーシップを提案して、提携して、ものにしていく様がすごい。

そしてソフトバンクが2兆円でボーダフォンを買収すると決めたときの決断と、買収方法はすごい。金融にも長けており、ソフトバンクがリスクを追わずに、利益を得ることのできる体制を作り上げている。またソフトバンクの携帯電話事業展開に伴って、ファン獲得とコンテンツ獲得のために球団(ホークス)を買収するというその発想と視点にも、ただただ驚く。

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2019年05月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今生きている日本人の中で私が最もすごいと思う方。
孫さんは、とにかくすごい。ビジネスセンス、タフな交渉力、リーダーシップと人を引きつけるカリスマ性、そしてデジタル情報革命を実現するために奔走する無尽蔵とも思える知力・体力・情熱。この人からは、学ぶことが多すぎる。
○学びになった点
・高校、大学時代には死に物狂いで勉強した。運転中も、お風呂に入っている時、移動中だって勉強した。それほど努力した。
→人間性もビジネスセンスも努力する謙虚さも持ち合わせている
・坂本龍馬に憧れた。中学時代に「竜馬がゆく」を読んで自身も志を持って生きることを決意。高校時代にアメリカへの短期留学を経験したのを転機に、アメリカで学ぶことを決意。自身の志のもと、動き続けた。
・アメリカでユニゾンワールドというビジネスを成功させていながら、日本に帰った。それは、母との約束を守るため。アメリカには、いつか帰ってくることを決意しした。
・孫さんは学校内の優秀な専門家たちを集めてプロジェクトチームを組んでこれを完成させ、その自動翻訳機をシャープに売り込んで、見事に1億円という大金を手にしました。まだ孫さんが22歳の青年の話です。

孫さんが「音声機能付き電子翻訳機」のサンプルを携えてシャープ中央研究所を訪ねてきた時のことを、シャープ元副社長の佐々木正氏はこう回想しています。
・ユニゾンワールドを捨てて、裸一貫で日本からビジネスを立ち上げたときがすごい。何もない事務所から、「コンピューターの時代」と悟り、まずは展示会出典とソフトウェア会社に声をかけた。つまり、ソフトウェアの卸売業を始めたのである。
→いつだって、裸一貫からビジネスを始めることだってできる。
・孫さんは大きく大胆で無謀なことをやっているように見えるが、実は負けそうな戦いは絶対しない人。どんな戦いにおいても、緻密に計算して、計画をたて、そして一気に切り込む。志を建てた目的のために一気に切り込む。
→ボーダフォン買収がいい例。誰もが不可能だと思ったものを、「お金が無いこと」を言い訳にせず、数千億円を集める仕組みを作り、買収を成功させた
・出版事業が失敗して、10億円の借金を抱えたこともある。しかし、そんなことで人生を諦めるわけもなく。次の発明を成功させ、ネットワークのマルチタップだったかな、日本テレコムなどから売りさばき、あっという間にお金を稼いだ。

学び「志高く生きよ」

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2018年07月05日

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