【感想・ネタバレ】革命のリベリオン―第I部 いつわりの世界―(新潮文庫nex)のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

なんこれ面白すぎる。
かつて日本を襲った巨大地震、死者300万人。
日本の失墜を機に、領土化しようとする外国。
日本は短期での復興を迫られ、そんな時に採用されたのが、人々をDNA鑑定のうえ、適材適所で仕事を与えるというもの。その仕組みがいつしか差別を産み、時を経て出世と同時にDNA鑑定でランク付けをされる世界が誕生した。

DNA鑑定で最低レベルのコウと、最高レベルのミラが出会う所から物語はスタートする。ミラもDNAで全てが決まる世界に疑問を抱いており、友達のマコトは婚約者、タケルはフォックスというテロ組織のリーダーと、ええ!?みたいな設定が新鮮で面白すぎる。コウを仲間に引き入れたイザナギとイザナギに従うイヴという少女、そして贖罪のために同じくイザナギに従う一馬は一体それぞれなんの目的があるのか...。
ラストの方ではコウの妹が三島(密輸者)の組織に殺され、復讐を誓う。

イザナギの、ランク付けされてもその人生に抗わなかった者達に、今の制度をとやかく言う資格はない。みたいなセリフが印象的だった。まぁでも仕事貰えないのにどうやって生きて抗えっていうんだよ!?みたいな気もするけど...
要は環境のせいにしないで、自分で道を作れよって事なのかと思った。深い。

出てくるキャラもまじで濃すぎてみんな味出てる。
ミラのお父さんはDNA鑑定システムを作った張本人!しかも、お父さんは共同開発者でありながら差別社会を阻止するため、システムの破壊を試みた草薙巧を間接的に殺してる(実際殺したのは三島)。コウは草薙巧と関係ありそう!
次巻も楽しみ。

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2022年01月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

池永学氏は文章が読みやすいので、一気読み。
ただ書き下ろしの割には文章の重複(心象描写の重複)が目立つし、そもそも物語の設定もキャラも今までどこかで見たような(読んだような)感じ。
内容も軽い設定でYA小説ような感じか。
日本物で行くと「機龍警察」や「パトレイバー」などのメカ設定だし、この2極化世界も「ソイレントグリーン」にはじまり「トータルリコール」「トゥモローワールド」などとダブる。
まだキャラがやっと出揃ったという感じなので今後の展開に期待かな?
ラスト近く出てくる学校の先生が月村リョウコというのが笑える!

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2015年11月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大震災に襲われた以降の東京を舞台にDNAで全ての優劣を判断する世界に対抗する青年及びその仲間の物語。第1部。(新潮文庫の百冊)第2部も読みたいと思わせる。
(新潮文庫100冊)

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2015年09月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『津波に襲われ、国家崩壊の危機に瀕した日本。その復興後に到来したのは、科学技術により解析されたDNAランクで人生が決められてしまう絶望的な格差社会だった。』

新潮nexということでとりあえずまとめ買い。
氏の他の作品は読んだことないです。

ディストピアもので失礼かもしれないんですがどこか他の本や映画で体験したことあるような設定。

ややこしくなりそうな内容なんですが文章がわかりやすく、
世界観から登場キャラそしてストーリーとサクサクと脳内に入ってくるのでとても読みやすい。

これは大きな魅力かと。

続刊ものということで1巻はまだ序章です。
内容忘れそうなので(すでに忘れてる)
終わったらまとめて読みたいと思います。

★3


ーーーー微妙にネタバレーーーーー

最後転校してきた時は口ポカーンですわ。
そんなアニメ的な展開。
男坂的な。
というわけで2巻ちょっと気になります。

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2015年01月08日

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