あらすじ
仏のさとりの世界とそこにいたる道を説き示す華厳経。その成り立ちと教えを、自らの生に誇りをもつ、初心を大切にする、といった身近なことばから説き起こす華厳経入門の決定版。『華厳経をよむ』を改題。
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※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
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Posted by ブクログ
もとがNHK『こころの時代』なので、構成もいかにもそんな感じである。経の成立背景を抑えた後は、経の内容を順に追っていく。筆者の経解釈はよい意味で学問的で、門外漢にも納得がいく。法華経に比べて華厳経を紹介する一般書は少ない印象だが、この一冊で華厳経がどんなものか、だいたいわかったような気がする。常に過不足のない説明がありがたい。
Posted by ブクログ
大乗仏教を勉強中。
華厳経は読んでなかったのでとりあえず入門書を読んでみる。
初期仏教と比べると、これはとんでもなく遠くまでやってきたものだと感慨もひとしお。
初期仏教は心理学みたいだけど、これは宗教だなと思う。
でも、考え方として面白いところはいろいろあって、面白かった。