【感想・ネタバレ】あんこう刑事の鑑識事件簿(小学館文庫)のレビュー

あらすじ

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警察官として約40年を過ごした元刑事が、現場に携わる者ならではの視点で綴った32編の事件エッセイ。時効寸前の逮捕劇から、驚くべき詐欺の手口まで、取り上げられているのは、いずれも実際に起こった事件ばかり。豊かな経験に裏打ちされた著者のあたたかな視線が、当事者にしかわからない事件の裏側や、加害者や被害者の心情を浮かび上がらせる。小説よりも奇なる事件と人間ドラマ。ほのぼのとした味わいの中に、人間の喜怒哀楽が集約された一冊。

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Posted by ブクログ

事件は小説より奇なり。時効直前の逮捕劇、見合いのあとの暴行事件、水田に燃え上がる謎の炎、身元不明死体を埋葬する無念…。地道な捜査を通して解き明かされる事件の真相、事故の顛末。驚くべき犯罪の手口から、憂うべき犯行の動機まで、そこにはさまざまな人生と地方社会の構図が凝縮されている。鑑識課次長をはじめ、茨城県警の警察官として四十年近くを過ごしたベテラン刑事が、現場に携わる者ならではの視点で描き出す、事件のウラの喜努哀楽。

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2018年06月11日

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