あらすじ
“錬金術師”から譲り受けた燧石式拳銃を手に、バレッツは犯罪都市“サザラック”を疾走する。狙いは宝満載の“棺”。だが棺の中身は金髪の美少女だった! この少女はいったい何者? アクション・ファンタジー開幕
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Posted by ブクログ
世界観の作りこみや、キャラクターの設定が少々甘いものの、「ファンタジー世界で銃撃戦をやりたい!」という情熱と勢いだけで押し切られたような作品。
あとがきにも書いてある通り、正義のために戦うキャラクターは一切出てこない。しかし、悪人ばかりというわけでもないため、ストーリーに不快感はなく、アクションの爽快感のみが残る。
ただ、ちょっと気になったのは、いくら取っ替え引っ替えとはいえ、フリントロックでジョン・ウーばりの銃撃戦ができるのか?ということと、主人公であるバレッツの使用する「錬金術師の銃」のイラストに起こされたデザインがあまり格好よくない点だ。
だがまあ、ラストで繰り広げられる三つ巴の大乱戦は理屈抜きで盛り上がるので、そんな細かいことは気にしないで読むほうが正しいのだろう。