【感想・ネタバレ】異常の太陽のレビュー

あらすじ

父親を殺された子供が描く異様な絵が、事件の真相に迫る! ドンデン返しのサイコミステリー(表題作)他、「裏窓遊び」と名づけた覗き行為に耽るOLが破滅に向かって歩みだす『残酷な視界』、三代にわたって家族を蝕もうとする叔父への殺意の高まりを描いた『肉食の食客』、妻の過去を探る夫が無残な結末にたどり着く『奔放の宴』ほか、人間凝視の確かさと堅牢な構成にみちた、傑作推理小説全七編。

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異常の太陽

『鳩の目』
目を入れ忘れた民芸品鳩車が事件を解決する。塚本と津上富枝は、共謀して一億6千万円の小切手を横領していた。塚本は鳩車を2個購入するが、1個は未完成、盲鳩であった。

「異常の太陽」
子供の絵の先生を恐喝していた父親が殺された。砂本刑事はその子供が描いた絵「異常な太陽」から真犯人に迫る。ただ同一人物から絵を習っている息子の描いた異常な絵を察知したときは、刑事としての自身が終る事態だった。

「赤い蜂は帰った」
滝沢と吉木は研究者で、蜜蜂の帰還能力の試験のため、吉木は食紅で色付けした蜜蜂20匹を携えて低山の鐘ヶ岳から放した。その直後に事件は起きた。帰還しなかった一匹の蜂が事件を解決する、意外な人物が事件を誘発していた。

「残酷な視界」
志賀邦枝は夜な夜な高層の居室から双眼鏡で他人のプライバシーを覗き見するのが日常であった。ある夜、酔客が電車が進入してくるホームから突き落とされるのを目撃したのが不幸の始まりであった。警察は見事な推理で殺人犯を検挙する。

「肉食の食客」
自堕落な新吉が三代にわたって永尾家に災いをもたらす。何もせず、唯一、蟻の巣を観察していた。蟻の巣に居候して生きるシジミ蝶に、永尾家にとっての自分を見いだしていたのか。永尾家のとった最終手段は、奇しくも蟻によって露見されてしまう。

「奔放の宴」
浅川は相思相愛の昌子に違和感がつのってくる。昌子は、過去の不始末をネタに、ある人物に脅されていることを夫に白状した。浅川は興信所を使いその人物の悪事を洗い出し、警察にたれみ事件は解決した。しかし浅川は昌子の不始末にはさらに奥があったことを知ってしまう。

「七日間の休暇」
不幸な生立ちを持つ井川だったが、成長して休暇中のある日、記憶を失った若い女性に遭遇し世話せざるを得ない状況に。彼女に、小学生時代の憧れ美弥子を見いだす。物語の最後は井川に残酷な結末を与える、そして彼女は記憶を取り戻すのだが、、、、、

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2026年05月30日

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