【感想・ネタバレ】最新版 離乳食の大百科のレビュー

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Posted by ブクログ 2019年11月22日

今はいったい何をどれくらい食べさせるべきなのか?という疑問にすぐに応えてくれる本。パタンと開く製本で、本を開いたまま置いておけるのも嬉しい。

その時期特有の情報が全て時期ごとにまとまっているため、必要な情報を探しやすい。
たとえば6ヶ月の赤ちゃんなら、ページ端の"6ヶ月ごろ"と...続きを読むいう印を頼りに本を開くと、離乳食の進め方、作り方、主な食材の使用量の目安、栄養バランスのとりかた、食べられる/食べられない食材のリスト、レシピ、1週間分の献立の例、Q&Aがまとめて載っている。翌月になったら、今度はページ端の"7ヶ月ごろ"に指をかけて本を開けば、また同じ構成て7ヶ月の赤ちゃん向けの情報を見られる。
個々の情報の見せ方も素晴らしく、表や写真が多用されていて、時間や気持ちに余裕がないときもサッと確認できる。

食物アレルギーに関する情報が少なく、内容に古い部分もあるのが気になった。
初めての食材は病院の診療時間内に与えるべきだという情報や、蕎麦や落花生などアナフィラキシーを起こしやすい食材についての注意喚起は、命に関わる場合があるのでもっと目立たせてほしい。
また、黄卵は7ヶ月からと記載があるが、最近では二重抗原暴露仮説を踏まえて5〜6ヶ月のころに微量で始めるのが良いとされている。

離乳食を進めるにあたって、多くの人にとって食物アレルギーは重要な懸念だろう。食物アレルギーに関して信頼できる離乳食本はまだ日本に無いか有っても稀なので、こういう分かりやすい本が改訂時に対応してくれたら心強いと思う。

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