【感想・ネタバレ】量子力学の反常識と素粒子の自由意志のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2017年06月18日

量子力学選書の編者の筒井泉先生の著書。『量子論の基礎』でベルの定理まではやったが、本書ではさらにコッヘンースペッカーの定理(状況に依存する実在)と自由意志定理(粒子の非決定論)まで突き進む。量子力学が生まれ、世界の実在を巡って、科学はここまできているのか、まさに神秘という他ない。矛盾をめぐる議論なだ...続きを読むけに理解が困難な部分を含んでいたが、じっくり取り組めば、強い刺激が得られること間違いなし。量子力学はまだまだ完結していないのだ。

0

Posted by ブクログ 2013年05月18日

 量子力学の分かりにくさをEPR論文を通じて解消しようという試み。数式を使わず簡単な思考実験で解説している。EPR論文についてはその言わんとすることがようやく分かってきたが、その後に続くベルの定理、コッヘン-スペッカーの定理はやはり難しい。やはり「常識」が邪魔をしているのだろう。

0

Posted by ブクログ 2011年10月16日

最新の物理学では、素粒子に自由意志が「ある」とか「ない」とかって議論になっているらしい。個人的な感覚では、意志を持つのは人間だけじゃね?って気がするが、学術的には、そう説明した方が都合がいいらしい。そんな最先端の物理学の理論を紹介している本。筆者は、自由意志の存在には否定的。「特に家庭内では」ってい...続きを読むう筆者紹介文に、最後の最後で萌死んだ。

0

「学術・語学」ランキング