あらすじ
東京で小さな珈琲店を営んでいる女性・岬。自分だけを信じて生きてきたが、幼い頃に生き別れて行方不明の父を待つため、能登の海辺、父の残した舟小屋を改装した場所に店を移転する。さいはての海辺で出会ったのは、キャバクラ嬢でシングルマザーの絵里子と、その子どもたち・有沙と翔太。彼らと触れあううち、頑なだった岬の心に変化が……。永作博美、佐々木希出演映画をノベライズ。
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Posted by ブクログ
映画の補完。
映画が詩的で絵的で説明が少ないので、これを読んで人物の背後を知った感じ。
あとがきにもあったけれど、これを読んでも有沙は桜田ひよりさんのイメージです。
Posted by ブクログ
本を登録したものの、本は読んでおらず映画を拝見。チアン・ショウチョン監督。
金沢での生活が長かったのと、コーヒーが生活に寄り添うような作品が観たいと思っていたところに、この映画が公開されたため、観た。
ゆっくりしたいわゆる邦画タッチの作品だったが、どこか真面目で緊迫していた。ストーリーもあるが、きっと監督の性格みたいなのも出ているのだろう。
佐々木希は相変わらずの演技だったが、怠惰な母親の役は合っていたかと。それより、桜田ひよりちゃんの演技がなくては成り立たなかった作品でした。素敵な演技をする子だなぁ。
コーヒーは二三味珈琲ということでうれしくなった。
ちなみに、気になった点をいくつか。
・珠洲をサイハテと呼んでいたのだろうか?そこまでいう?笑 タイトルと中身が分裂していたように思える。
・石川県の割には気候が生かされていなかった。ほぼ毎日雷雨、曇天だったはず。晴れとの対比がもっとうまく撮れたのではないか。
・珈琲をもっとおいしく撮ってほしかった。珈琲がつなぐ…とか言いつつモノを雑に撮りすぎ。