【感想・ネタバレ】セックスと恋愛の経済学―超名門ブリティッシュ・コロンビア大学講師の人気授業のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年05月19日

 結婚は唯一無二の相手との恋愛の延長にあり、他とは比べられない、全くの非経済的な行為である。と思っていたのだが、どうやらそうではないらしい。
 本書は、女性の高学歴化、高収入化、多産化・少子化、妊性の高低、各年代毎の性行為など考えられる相当な状況での性行為や結婚・離婚のコストと実際の統計を分析してい...続きを読むる。
 勿論、恋愛・結婚は唯一無二の関係なのだが、前提条件があるわけで。その前提条件こそが、「経済的なコスト」なのだ。相性が大事、共通の価値観が大事、これらは我々が意識するかしないかのレベルで既に計算済みの経済的なコストの上に成り立っている。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年03月03日

書評でみて。経済学を「やる」ことや、「恋愛」「結婚」から説く。様々な研究者の論文などから引用して、マジメに、説明している。大学生、結婚、不倫、老人、それぞれの事情について、経済的にはどのように評価されるのか、統計の比較で、わかりやすく解説。高校の先生に、今の高校生の性の現状について聞いたことがあるが...続きを読む、高校生、大学生がこれから、どのような人を選ぶべきか、なぜ、今、勉強が必要なのかも経済論理から説明していて、きっと役に立つと思う。いや、今、恋愛している人、結婚しようとしている人、不倫をしている人、いろいろと楽しもうとしている人、みんなが読んで参考になる。この本を読みながらピケティを意識した(読んではいないのだが)。有名な「 r>g 」(「資本収益率」>「成長率」)、「背が高い」とか「学歴」とか「イケメン」とかという後から得られない資本で、どれだけ持てるようになるかも説かれている。難点を言えば、統計の数字についてすべて文章で示していて、これをグラフにしてくれれば、もっとわかりやすいと思う。まあ、日本の大学ではこの講義は無理だろうな、女性の数が男性より多い大学では「ヤル」率が高いとか言っているし。

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