【感想・ネタバレ】マックス・ウェーバー「職業としての学問」「職業としての政治」を語るのレビュー

あらすじ

学問はどうあるべきか。
政治は何をなすべきか。

経済学、政治学、歴史学、宗教学……
あらゆる学問に通じる社会学を完成させた近代ドイツの天才が、現代人にメッセージ。

難解なウェーバー社会学の全体像と真意がわかる!
学問や政治の進むべき未来が見える!
ウェーバーが目指した「諸学の統合」とは学問の専門分化による問題点と改善策
政治家には、経営者同様の結果責任が伴う
民主主義を超える社会システムはありうるか

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今後取り組むべき社会学の枠組

長めに著者の前置きがあるので、「社会学」や「マックスウェーバー」について何も知らなかった私でも、よく理解することができた。
社会学とは、中々捉え所のない学問にも思えるが、元々は政治学や宗教学をはじめ様々な学問に通ずる、俯瞰的な目を持った学問であり、社会の複雑化により、近年専門領域ごとに分化された学問になりつつある、というのは体感的に理解できた。
確かに、あらゆる学問が発展している現代では、幅広い学問を勉強し、その要点を抑えて、糸を編むように複数の学問を統合し、学問や社会の方向性を打ち立てていくことは、凡人には困難だろう。
その意味で、一つの学問にのめり込むことを「禁欲」しなかった一塊の大学教授には難しく、天才が世の方向を示さなければ、益々混沌とした世の中の方向性が見えてこないというのも、よく理解できる。

実際、様々なマスメディアが多様な意見を発信している中で、何が正しいかを判断することは大変困難である。

これからの政治システムのあり方(=民主主義は本当に最良か?)や、立法、行政の役割分担についても分かりやすく解説がある。

#深い

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2022年10月11日

Posted by ブクログ

一つの分野に絞り込んで、一般の人と10倍以上の知識を持っていないと専門家としては成り立たない。しかし、専門バカになり全体がわからなくなると、おしまい。

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2015年01月11日

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