【感想・ネタバレ】最後のゼロファイター 本田稔・元海軍少尉「空戦の記録」のレビュー

あらすじ

大正12年生まれ。予科練を経て海軍の戦闘機乗りとなった本田稔氏の魂の空戦記。死力の限りを尽くしたラバウル航空戦を戦い抜き、本土防空隊へ。“超空の要塞”と呼ばれたB-29と対峙した。日本人なら読んでおきたい戦争の記憶。著者は軍事ジャーナリストの井上氏。本田氏へのロングインタビューを基に構成。

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Posted by ブクログ

戦争を生き延びた撃墜王として、「大空のサムライ」の坂井三郎は知っていたが、本田稔さんのことは本書で初めて知った。たたき上げの戦闘機乗りであり、技術と戦闘哲学と強い運を持っていたようだ。航空技術でも物量でも優位な米軍が相手であり、大勢をくつがえしようもなかったが、局地的に反撃を加え、日本軍の意地を見せてくれるという点では痛快な面もあるが、優秀なパイロットが一人また一人と失われていく現実は厳しい。
本書の後半は紫電改の話になる。ゼロ戦も名機だが、戦争後半には性能面の限界も露呈しており、紫電改に乗って「これで死ぬことはない」と思ったという本田氏の率直な感想が興味深かった。

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2014年10月30日

Posted by ブクログ

第二次世界大戦でご活躍をされた本田稔少尉のインタビュー本。今の時代、旧日本軍の方が戦争を語ってくださる書籍というのは本当に有難い。戦争経験者の方のお言葉は非常に貴重である。この本の中には私が敬愛をさせていただいている志賀淑雄少尉・菅野直大尉・源田実大佐のエピソードも書かれており、とても良かった。CG画像も載っているため、非常にわかりやすい。

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2014年03月04日

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