【感想・ネタバレ】ファング・オブ・アンダードッグ 猟犬の資格のレビュー

アサウラ / 晩杯あきら

負け犬にも、牙はある。 『陣』とは、この世の全てを操る命令である。それは、かつて存在した日本という国が作り出し、世界を破壊し尽くした技術であり、「漢字」を体に入れ、組み合わせることで様々な力を発揮するものだ。しかしながら、人々は一度世界を滅ぼした技術である陣を警戒しそれを利用する者たち――陣士を敵視し、暗殺の対象としていた。 それらを理解してもなお、陣士を目指す少年アルク。その心には、剣豪一族・府津羅の末裔である自分自身と、最強の剣士である兄との決別があった。そして相方・ユニと共に陣士選抜トーナメントに挑むことになったアルクの前に立ちはだかった者とは…!? 若きアンダードッグが牙を剥く!! 和風無頼派バトルアクション!

[ブクログ · ★★★★☆]

陣とはこの世の全てを操る命令である。
世界を破壊しつくした技術は、漢字を体に入れ、組み合わせることで様々な力を発揮する。
剣豪の身でありながら陣士を目指す少年は、陣士選別トーナメントに挑む。
ベントーのアサウラさんが送る、無頼派和風バトルアクション。

普通の異能バトルと言ってしまえばそれまでかもしれないが、アサウラさんはバトルを描くのが上手く、物凄く緊張感のあるものに仕上がっている。
個々の葛藤も描かれていてこれからいくらでも広がっていきそうですね！
定番の食事のシーンも相変わらずです！
そしてなによりベントーを読んでいる人にだけわかるボーナストラックのような内容も(笑)
思わずクスリと来ますよ！

[ブクログ · ★★★☆☆]

「本作はこれまで書いてきたものとは少しばかり作風が違いますが」…そうかそうか硬派でハードなバトルものなのね、と思って読んでたら途中からやっぱりいつもの作風じゃないですかー！ってなりました。
お兄ちゃん大好き。
ユニは耳かきのところがとてもやばいけどやっぱりそっちだったか……。