【感想・ネタバレ】開発戦略は「意思決定」を遅らせろ!のレビュー

あらすじ

日本でもリーン製品開発への関心が高まり、多くの企業が導入するようになることを期待する。タイミングはいましかない。日本企業はリーマンショック、東日本大震災、超円高、ユーロ危機と、次々と苦難に見舞われている。開発力の向上によって高業績を実現できなければ、未来はない。その意味でも、日本企業は「製品開発革新」をかつてないほどに必要としているのである。(「はじめに」より)
(目次)
推薦のことば ジェフリー・ライカー
第1部 開発革新を成し遂げた、あるメーカーの物語
第1章 社長の決断
第2章 海図のない航海
第3章 開発革新への船出
第4章 開発プロセス革新へ
第5章 勝利の美酒
第2部 「開発革新」を実際に進めるには
第6章 なぜ、いま「開発革新」が必要なのか
第7章 リーン製品開発の基本的な考え方
第8章 リーン製品開発の基礎(1) セットベース開発
第9章 リーン製品開発の基礎(2) チーフエンジニア制度
第10章 リーン製品開発の基礎(3) プロジェクト管理のしくみ
第11章 リーン製品開発の導入へ
第3部 リーン製品開発の導入事例
第12章 事例(1) フォード車体部門、起死回生の導入
第13章 事例(2) ハーレーダビッドソンはこうやって成功した
第14章 事例(3) ピン社のゴルフクラブの危機脱出
第15章 事例(4) テレダイン・ベンソス、困難と改革の軌跡

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Posted by ブクログ

リーン開発はソフトウェア開発にも適用がされはじめているが、これまでのものはアジャイル色が強く、今一つ参考にならなかった。こちらはまんま製造業向けの指南書だが、参考になるアイデアが満載で刺激を受けた。

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2014年01月05日

Posted by ブクログ

TOYOTA式生産システムを製品開発にも適用させようという思想の本(とみた)。短い文書内でよくまとまっていると感じる。ノウハウ部が表面的になるのはいたし方なしか、とも思うが、2部以降にもっとボリュームが欲しかった。LAMDA、LEAN等すべてはじめて聞く言葉だったのが情けなかったが、かなり使えると感じる。早速業務にA3レポートとLAMDAサイクルを適用してみることにした。A3レポートは書くのが結構つらいが、読む方はかなり楽になるだろうと想像が早速ついた。継続して書きつづけるという自己管理能力が問われるがチャレンジしたい。
 と、読んで早速実践しようと思い、行動にうつせた点でこの本の効果は大だった。参考文献が入手不能だったりとまだまだ情報不足なので、継続して調査したい。

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2012年05月31日

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