【感想・ネタバレ】レテの支流のレビュー

あらすじ

S大学研究室では記憶を消す方法がひそかに研究されていた。元芸能人だった怜治は、栄光の時代の記憶を消してもらう。その二ヶ月後、怜治は十五年前自殺したはずの高校の同級生を目撃する……! 前代未聞のアイデアと圧倒的なストーリーテリングで読者を魅了する驚愕の記憶ホラー。第十一回日本ホラー小説大賞長編賞佳作。

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Posted by ブクログ

自分が上手く行かないのは、すべ一世を風靡したバンド「レテ」のボーカル時代の記憶が邪魔をするからだ  
男は記憶消去装置を使い栄光の記憶を消去した。 

数日後、男は高校の同級生の面影を見る。
しかし、その同級生は高校の時に自殺してると、友人は言う…

記憶消去と死者の復活の意味は?
七と八の意味は?
男は何故バンドを始めたか? 
『管理者』の存在?

世界は…どうなる?


最後まで飽きずに読めた。

パラレルワールド解釈と進化や淘汰の新解釈をちりばめた本作品はホラーと言うよりはSF作品か

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

意味記憶とエピソード記憶。人為的に記憶を失わさせる話しって結構あるが、意味記憶とエピソード記憶を上手く操るとこんな記憶操作になる…怖いと感じた。最後の本流支流、管理者の捉え方は良かった/悪かったと両論あるかも知れないが、僕は楽しめました。

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2014年08月11日

Posted by ブクログ

その水を飲むと過去を忘れてしまう忘却の川・レテ。怜治はS大医学部で脳を研究している友人山村が記憶を消去する装置を開発中だと知り、自分の記憶を消す決意をする。それは一世を風靡したバンド「レテ」のボーカルとして活躍した栄光の二年間の記憶だった。だが、過去と決別した怜治に連鎖するように、次々と奇妙な出来事が起きる!前代未聞のアイデアと圧倒的なストーリーテリングで読者を魅了する驚愕の記憶ホラー。
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私的には読み応えあり、頭も回転させられ、次は何が起こるのかハラハラドキドキしながらも、人間の繋がりの必要性や大切さなども感じられて満足した一冊です。
最後は無事戻れたのでしょうか??そこが気になるとこ!
なんか本当にもう一つの世界があるような気になってしまいました。そっちの世界では私は何をしえいるのでしょう(笑)?

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2010年09月08日

Posted by ブクログ

第11回ホラー小説大賞長編賞佳作

怜治は、数年前「レテ」というバンドのボーカルとして活躍し、
一世を風靡したのだが、今は落ちぶれて、何をやってもうまくいかない。
そんな時、大学で脳を研究している友人が、
記憶を消去する装置を開発中だと知り、自分の記憶を消す決意をする。

すべての記憶ではなく、「レテ」時代の栄光の2年間の記憶だけを消せば、
新しい人生をやり直せると思ったのだが、
記憶を消してからというもの、
街で、高校時代に自殺したはずのクラスメイトを見かけたり。。。と、
彼の周りで奇怪な出来事が起こるのだった。

存在するはずのない同級生が、そこにいる!
なぜ?!・・・いったいどうなっているの?!・・・と、
気になって、ページを閉じられないまま、深夜まで読みふけり、
背筋がゾクゾクする恐怖を感じながらも、
面白くて、どっぷりはまってしまいました。
これからの季節におすすめです。
暑くて寝苦しい夜にちょっと涼しくなれるかも?

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

破綻はあるものの、最初から最後まで飽きずに読んでしまう勢いと「謎」がある。
記憶ものには元々弱いのを差し引いても面白かったと思います。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

日本ホラー小説大賞長編賞佳作。記憶を消す装置にまつわるサスペンス。後半SF。好みが分かれるところだと思います。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

ホラーとしては全く怖くなかったけど、ミステリー的ストーリーとしては面白く読めました。ちょっと後半が破綻しちゃった印象。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

面白い。久しぶりに徹夜で読書してしまった。

論理とスリルで読ませるタイプの小説は得てして読後感が今一つな場合が多いけど、これはそうでもない。ストーリーが記憶というテーマをしっかり支えているし、ラスト付近で突如姿を現す形而上的な設定にはだいぶ驚かされた。
逆に、前半がエピソード記憶/意味記憶程度の区別だけで、端的に日常から非日常への筋を追っていくスタイルも個人的には好きである。やたらと科学的な話から始められると、どうもついていけないので。

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2009年10月04日

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