あらすじ
「いきがるな。もっと俺に甘えろよ」両親を亡くし、幼い弟と二人暮らしの乙部竜城(おとべたつき)は生活のために掛け持ちでバイトしている。昼のバイト先・カフェで知り合った常連客が市ノ瀬組幹部・石神龍一郎(いしがみりゅういちろう)と知ったのは、夜のバイト先のホストクラブ。トラブルに巻き込まれ怪我をした竜城を自宅まで送ってくれたのがきっかけで、石神は何かと理由をつけてはアパートにやってきた。人に頼るまいと肩肘を張っていたはずの竜城だがその優しい一面に心を奪われて…。
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Posted by ブクログ
竜城さんと龍こと龍一郎さんと漢たちの「愛」と「家族」の壮大なお話の始まりは、親の愛を受けることが出来なかった幼い弟と自分だけで懸命に生きる竜城さんと、同じく母の愛なく絶望の中で極道の「愛」により生かされた龍一郎さんとの出会いから。
幼い弟、颯太くんの為に真っ直ぐに懸命に生きる竜城さんがキラキラと愛しくて、龍さんが自分の立場上から触れてはいけないと想いながらも惹かれる感情表現も切なく胸に響き辛さが先立ちそうですが、そこは極道らしい場面や竜城さんの真っ直ぐさが良いアクセントになっていて引き込まれます。
甘え方を知らない竜城さんの弱さを受け止めたいとする龍さんに、両親の弱さばかりを見てきた竜城さんがなかなか心を開かず、また極道は嫌いと言う言葉で龍さんも踏み込めずな焦れ焦れも良かったですぅ、しかも龍さんの言葉攻めチックな所が善きなのですわ!!
ちょっと以外
評価が高かったので、3冊同時購入しました。
やくざの溺愛モノと思いきや、溺愛するのは、受けの弟。
やくざなのにエコで、子供好き。
でも、やることはやっぱりヤクザ。
受けの心理状態の描写が丁寧なので、入り込み易かったです。