【感想・ネタバレ】難民高校生 ― 絶望社会を生き抜く「私たち」のリアルのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

家庭に居場所がなく実際に渋谷ギャルだった仁藤夢乃さん。
彼女がどんな世界を生きて、そしてどんな世界を見てきたのか。

メイドカフェでの勤務。
「生きるため」にこうした仕事をしていた10代の女の子たち。

湯浅誠『貧困襲来』より引用
「貧困」というのは「溜め」のない状態のことだ
貧困に陥らないためには「金銭的な溜め」や「人間関係の溜め」そして「精神的な溜め」が必要。

貯蓄や親や友人とのつながり、そして自信やゆとり。
こうした溜めが我々を支えている。

0
2022年05月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

難民高校生(学校にまともにいかない、行き場所を失いぐれている高校生)だった著者の体験記。

学校にもあまりいかず、家族ともコミュニケーションをとらず(とれず)、いわゆるグレて昼夜が逆転した生活だった著者がある農園ゼミに参加することにより少しずつ自分を変えていく生活。

前半はいわゆる難民高校生だったことの著者のぐれた生活、後半は更生(といっていいかわからないが)してからの著者の活動。

伝えたいメッセージとしては「居場所がない子供たちの心の叫びを聞いてほしい」ってことだと思う。

思ったのは人間いきなりではなく、外部の環境や本人の考え方が相互作用を起こしながら少しずつ変わっていくということ。

ドラマと違って人間変わろうとおもっていきなり変わることは少ない。

外部の刺激や行動が変わり考え方が変わり、そうすると刺激や行動の捉え方が少しずつかわり、またその相乗効果で考え方も変わる・・・そういったプロセスを経て思考や行動がかわっていくのだと思う。

この本も多分に脚色や編集はあるだろうけど。

著者にも農園ゼミに参加してある日突然変わったわけではなくて、その人たちとの接触頻度があがることで少しずつ行動が変わり、考え方が変化していったんだということ。

著者やその活動に興味はないけどそのことに興味はあったんでそういう意味ではよかったかも。

関係ないがAKBのメンバーの姉だったらしいがそのことは著者では一切ふれていない。

0
2017年01月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

金銭的・関係性貧困状態にある高校生などの支援をしている仁藤さんの本。
仁藤さん自身のことや周りの同じような境遇だった人について、今の活動に至る経緯が書かれていた。

0
2015年07月10日

「社会・政治」ランキング