あらすじ
アマチュアで全英オープンに出場した著者が明かす「アマによるアマのためのゴルフ理論」。きちんとした考え方に基づいて練習し、プレーすれば「80台で上がれる」と唱える著者の理論をわかりやすく解説する本。
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Posted by ブクログ
本書は、10オーバーの82をコンスタントに出すことを目的に書かれている。
納得のいくことが記載されているので、とても信頼度は高いと感じた。というのも、週2練習のアマチュアが、ナイスショットなんてのは、毎回打てる訳もなく、どうすればスコアメイクできるかの方法が記載されている。
やっちゃいけないこと
・飛ばすこと・・・飛距離が伸びれば伸びるほど、ブレが大きいので、ブレが少ない距離を目標にコンスタントに出せるようにすることが大切。
・まっすぐを打つこと・・・そんなんよりも、ドローとスライスを打つ練習したほうが簡単よ。
・パーを狙うこと・・・ボギーベースで組み立てることが大切。パーを狙うのはプロでしょ。私たちはアマチュアなのでおとなしくボギーを狙う。ボギーを狙ううちに何回かはパーチャンスがあるので、それをゲットしましょ。
まあ、フルスイングで気持ちがいいショットを打つことが目標なら止めませんけど、良いスコアが目標なんでしょ?ってこと。
狙ったところに80%行くことで、計画(組み立て)ができる。10回に2~3回のナイスショットに期待をかけているのはギャンブルと一緒。いつまでたっても、スコアはまとまりません。
Posted by ブクログ
過剰な見栄を捨て、本書で提案されるアドバイスを忠実に実行すれば月イチゴルファーでも1年でシングルが見えてくる。
曰く、スイングは常にインサイド軌道を意識、ハーフスイングを基本、ボギーオンのコースマネジメント、3種類のアプローチショットを打ち分けピン半径3メートルを狙う…
以上の様な目的別練習内容がその理由を含めてわかりやすく解説されています。
まず、飛距離イコール上級者という思い込みを捨てることが重要です。ドライバーでのフルショットの問題は、方向性にあります。しかし、ハーフスイングで150ヤード飛ばせばいいなら、かなりの確率でジャストミート&フェアウェイキープ、しかもティーグラウンドからその距離周辺にはハザードも少ないのでプレッシャーからも解放されます。さらに、ハーフスイングでも飛距離は想像したほど違わないことにも気付くでしょう。特に一番緊張するコース最初のミスショットを防ぐ為にもおすすめです。そして終始ボギーオンを目指すわけですが、中でもアプローチショットは要です。本書では、手打ちを防ぐ五角形打法を解説しています。パッティングは傾斜の上方に外すプロラインを狙います。他にも、インサイド軌道は9ループ(P113)、2階打席の効用(P141)、プロは真っ直ぐな球は打っていない(P183)など面白い情報満載です。
そして1年間の練習スケジュールもあり参考になります。
本書執筆にあたり、筆者はあえて左打ちを体験することで、忘れかけていたアマチュアならではの悩みを追体験するという念の入れようです。