あらすじ
AVの制作本数は月に 約4500本。それを支えるAV女優は役1万人。一方、その相手をするAV男優は70人しかいない。彼らはなぜAV男優となり、なぜ今もAV男優をしているのか。その素顔に迫る!電子書籍でしか読めないAV男優による座談会のロングバージョンを収録!
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Posted by ブクログ
AV男優、AV製作関係者へのインタビューと取材を通して、AV業界の真実の姿を真面目にあぶり出したノンフィクション作品。AV用語に対しても一つ一つ丁寧に真面目な解説があり、決してイロモノ本ではなく、ある意味で版学術本と受け止めても良いかも知れない。
それにしても、AV女優10,000人に対して、AV男優70人とは、なんとも異常で歪な世界であろうか。故にAV男優は自ずと肉体を酷使する事になるのだが、それに対する報酬が安い事に驚く。また、AV業界30年の歴史の中で映像業界の技術革新とニーズの多様化により、AVが絶えず変貌し続けているのは面白い。
文庫版には巻末に男優と監督の特別座談会を収録。
Posted by ブクログ
最初にばんっと提示される「AV 男優は 70 人しかいない」というところだけで、もう心がつかまれてしまった感じ。(^^;
ま、実際、海外ホストのサイトにしかあがっていないような裏ものや、それこそ下っ端レベルのちょい役を含めれば、その何倍もいるんだろうし、インタビュー時と比べれば、数字に上下はありましょうけどね。
まじめに答えている人と、ふざけ気味な人と分かれるとはいえ、普通、話題にあがりづらい人、職業の内実がわかるという点では、非常に愉しめる本だと思います。
男の人(あと、旦那が高齢の既婚女性?(^^;)しかわからないだろうけど、「じゃ、これから始めてください」で始めることの大変さがわかります。(^^;
プロという人が存在するだけのことはあるって感じかな。