【感想・ネタバレ】プロジェクトを変える12の知恵― ケンブリッジ式 ファシリテーション ―のレビュー

あらすじ

「プロジェクトの目標がぼやけている」「議論の結果が行動につながらない」「メンバー間の意見の不一致が放置されたまま」「会議で延々と議論する割には結論が出ない」――。自分が携わるプロジェクトでこんな症状に悩んでいる方は少なくないはずです。
「プロジェクト成功率95%!」――。この数字を信じられますか?そして、それを達成するための秘密があるとすれば知りたくはありませんか?その秘密が、本書で解き明かされています。
「プロジェクト成功率95%」を誇るのは、情報システム関連コンサルティング会社のケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ。同社に転職した筆者が、「なぜケンブリッジの成功率が高いのか」を考え、解き明かした秘密について、自らの驚きを交え紹介します。
本書には、プロジェクトを成功させると同時に、参加メンバーに最大限の「やってよかった!」をもたらすための「知恵」が詰まっています。この知恵は、情報システム構築に限らず、あらゆるプロジェクトに活用できます。さあ、あなたも本書とともに、「プロジェクト成功率95%!」を目指しませんか。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ITコンサル会社のケンブリッジ社=CTPの知恵をいくつかピックアップした書籍。内容は非常にわかりやすく、具体的にまとめられている。
CTPの強みは価値観、仕事の進め方といった文化が各メンバーに徹底して共有されているという点なのだろう。そのため、この全てをやろうとしても、それは会社ごとの文化が違うので、難しいかもしれない。だが、可能な事はいくつもあるので、そこから実行するのがいいかもしれない。

<目次>
1.プロジェクト・ゴールとCSF(成功要因)
 どうなったら成功なのかの定義
2.ノーミング・セッション
 機能するチームに組み立てるために最初に行うミーティング
3.グラウンドルール
 プロジェクトでのメンバー振る舞いを決める
4.セッションゴールとアジェンダ
 ミーティングでのゴールとアジェンダを決める
 悪い例:~~について検討する
 良い例:~~の懸念事項を洗いだす
5.セッションプラン
 いつ、どのような内容のセッションを誰に参加してもらって実施するかを計画する
6.課題管理
 プロジェクトでの課題解決の仕組みを作り、スピーディにさばく。
 問題(現象)、課題、TODO、クローズの4ステップ
7.チェックポイント
 短い時間で行う振り返りのミーティング。
 ミーティングの最後にゴールの達成有無と良かった点、悪かった点の確認。チームでの進捗確認、課題共有(検討は別の場で行う)
8.80:20
 80%の効果を目標にする。20%の時間で80%の効果が期待できるケースもある
9.ファンクションマトリクス
 やらないことまで定義する。やること・やらないことを決めるプロセスを明確にして、合意の経緯を明確にする。みんなが納得する内容にする
10.イエローフラッグ
 良くない知らせをいかに早く報告するか・させるか。自分が理解できていない点を理解する。自分のタスクを考えた範囲の視点から自分のタスクを考える
11.タイムアウト・ルール
 会議や仕事の停滞時に行うブレイクアウト
12.Have Fun
 仕事を楽しむ

その他
 ・ファシリテーションとはプロセスのデザインを行う事
  (会議だけでなくプロジェクトのプロセス)
 ・顧客のキーマン(決定権を持つ人、役員クラス)を巻き込む
 ・新しいプロジェクトチームを組む際には、自分の役割、何を学んでいくか、不安に思う点が何かを宣言する
 ・ある種の能力は身に着けるのに数年かかる。

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2012年07月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

書いていることは至極当然。ただ行うは難し。
最後は「have fun!」でまとめるところがなんとも外資らしい。

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2012年05月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

字で読むより映像で見たい内容。または、座学ではなく実践で身につけるべきこと。
読んでいるときは「いいことが書かれているなぁ」と思っていたのに、読み終わった後、あまり心に残っていなかった、という不思議な本。

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2012年01月12日

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