【感想・ネタバレ】45分でわかる!14歳からの世界恐慌入門。1929年を知れば、2009年が見えてくる!のレビュー

あらすじ

●内容紹介
以下の項目、最近の出来事のように見えますが、実はすべて1929年前後に起こった事なのです。<住宅バブルが発生していた/アメリカ人の「借金体質」がエスカレート/自動車会社の過剰生産/共和党政権が愛想を尽かされた/レバレッジ取引が急増した/アメリカに世界中の資金が流入/底だと思ったらまだ底じゃなかった/銀行が次々と倒産/そして全米からお金が姿を消した/保護主義という大失敗/政府紙幣発行の議論/農産物の生産調整/高額所得者に対する反感強まる/日本でも政権交代が実現した>…あまりに今と似ていて驚きます。ということは、80年前に何が起きたのか見ていくと、これからどんなことが起きそうか、予想がつくと思いませんか? 何が失敗だったかを知れば、その失敗をまた繰り返さないですむはずです。
1929年前後をザーッと45分でおさらいできるように、簡単明瞭にまとめたのが本書です。この一冊でも十分わかりやすいのですが、ベストセラー『14歳からの世界金融危機。』も併せて読んでいただくと、理解は一層深まります。
●著者紹介
池上 彰(いけがみ・あきら)
1950年長野県松本市生まれ。慶應義塾大学卒業後、1973年、NHK入局。2005年まで32年間、報道記者として、さまざまな事件、災害、消費者問題、教育問題などを担当する。1994年から11年間は「週刊こどもニュース」のお父さん役としても活躍。『14歳からのお金の話』、『45分でわかる! 14歳からの世界金融危機。』(以上、マガジンハウス)『池上彰の「世界が変わる!」』(小学館)『世界一ニュースがわかる本』(毎日新聞社)など、著書多数。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ここ数年で歴史に興味を持ち始めたので、
どこかの時代を知りたい時、まず、
大枠をおさえる本を読みます。

池上彰さんの本は、大枠をおさえる時に
いつも参考にさせて頂いています。

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2022年12月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『14歳からの世界金融危機』の続編。
1929年のアメリカ発世界恐慌を紐解き、歴史に学ぶ1冊。
フーバー大統領ダメダメ→ルーズベルトよくやった、これでアメリカの大統領が入れ替わる日が変わったからすごい。憲法まで動かしたくらいだからすごい。
世界恐慌→日本→2.26事件にまつわる小説も読んでみたいなー

1 恐慌前のアメリカ経済
2 恐慌が始まった
3 ルーズベルトのニューディール
4 そのとき日本は
5 これからどうなる

マガジンハウスのこのシリーズは面白い!でも高くてとても個人では買いそろえられないね。

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2013年04月25日

Posted by ブクログ

おすすめ度:80点

副題に「1929年を知れば、2009年が見えてくる」とある。
今回の金融危機が今までのところ1929年当時とほぼ同じ経緯であり、80年たって、今ふたたび同じことが起きていることがわかる。
それにしても、当時のフーバー大統領の無策、悪策ぶりには恐れ入る。

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2013年10月30日

Posted by ブクログ

某国営放送の『お父さん』役として毎週わかりやすくニュースを解説してくれた人。

この本でも 判りやすく をモットーに『世界恐慌』が判ります。
二・二六事件の背景が世界恐慌にあることを知りました。
そうか、世界は80年前と同じ事をしているのかとある意味事実を突きつけられた。
けれど未来がある。
同じ鉄を踏まないように策がある。
そんな事もキチンと判るように説明してくれた 本。

ケインズ方式(公共事業を増やして需要を増やす)やマネタリスト方式(金融政策こそ大切)など教えてくれます。
インフレとデフレ、『怒りの葡萄』や『アニー』等の背景も1929年頃だとも。

うーん…金融は人の思惑がついて回るから 読めない んだよね。

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2009年10月07日

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