あらすじ
毎日代わり映えのしない依頼に少し退屈していた弁護士の加賀亜紀人に、身なりの良い会社経営者の楠芳時から変わった依頼が持ち込まれた。仕事趣味人の集まりの「クラブ」を創設するため、その加入書と規約の作成を任せたいというのだ。芳時と食事をして酔った亜紀人は芳時に抱かれてしまう。さらに運転手の遠矢真にも抱かれてしまった亜紀人は男達との淫らな経験を重ねていくうちに、自分でも気づかなかった本性を知ることになり
...続きを読む感情タグBEST3
文章が美しい。
数年前に作者さんの別名義での無料長編小説にハマってから色々読み漁っています。文章がしっかりしており良い意味で少し古風で、台詞の表現や言い回しも官能的で、これ日本語としておかしいよね?というストレスもまったくないのでスムーズに読み進められる貴重な(?)BL小説作家さんだと思います。
今回のお話は、一見シンプルなストーリーですが、お堅い主人公の奥底に眠っていた別の顔(というより本性ですかね)が段々と暴かれていく過程に引き込まれました。ちなみに表紙・挿絵を担当された天野先生のコミックも大好きです。
さらりとしてました
禁断の秘密クラブという題名の割にはさらりとしていて読みやすかったです。登場人物もみんないい人で特に盛り上がりもない感じでもう少し何かあったらいいのになと思いました。