あらすじ
台風の接近で学校が休校になったある日。寝坊して慌てて構内に駆け込んだ真理子は、1学年下の男の子と出会った……。誰もいない学校で生まれた、台風みたいに吹き荒れる小さな恋。夏に芽生えた爽やかな恋を描いた表題作をはじめ、好きだから素直になれない男の子と女の子の、かわいい読みきり計4編を収録。
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匿名
表題作の設定がおもしろい
表題作は設定がおもしろかったです。こういったストーリーを思いついてすごいなと思いました。
ネタ帳公開ページもあって、さらに楽しめました。
なかよし時代の短編集
海野つなみさん初期の短編集です。
作品によって荒削りな印象はあるけれど、何気ない感情の揺れ動きなど、さりげない描写に魅力を感じます。
私は表題作の「恋の熱帯低気圧」がお気に入り。台風の中、誰もいない学校で年下の男の子と過ごす特別な1日が描かれています。