あらすじ
日本人独自の死生観を湛える「はかない」「さようなら」などの言葉や、哲学・文学作品・宗教心を丹念に読解。無常に生きる意味を見出す日本人の精神の核心に迫る。日本思想史の第一人者の東京大学最終講義。
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Posted by ブクログ
『おのずからとみずから』の前に、肩ならしに読んでみた。最終講義を中心にまとめられたそうで、具体的に噛み砕いて書かれているので、非常にわかりやすい。日本的、日本人的であろうとする時に、その拠り所となるべきは何か、その方向を示している。
Posted by ブクログ
3.11以後、どうにも心の収まりが悪くてメゲていた。いくつか本を読んだけれど、落ち込んだ気分の持って行き場がなかった。
生老病死の苦界の中で「なぜ」と問う,とまどう私に少しだけ立ち居地を分からせてくれた。
まだまだ読み込まなければと、思う。
「おのずから」と「みずから」を学ぶことで、光明が見えて来るような気持ちになった。