【感想・ネタバレ】社会脳からみた認知症 徴候を見抜き、重症化をくい止めるのレビュー

あらすじ

「認知症+予備軍1000万人」時代に備える。暴力、無視、抵抗――。介護者泣かせの行動はなぜ起こるのか? 記憶障害や知的能力の低下だけではとらえきれない、患者の「心の変化」とは? 現役世代を襲う「若年性認知症」の背後にひそむ「脳の病変」とは? 早期発見を可能にする知識とは? 症状を理解し、介護の負担を軽くする新しい視点を、専門医がやさしく語る。(ブルーバックス・2014年11月刊)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

社会的認知(Social Cognition)の観点から見た認知症へのアプローチ。今まで、単に記憶の障害と割り切ってきたが、DSM-Vでの診断基準では社会的認知の障害も加わってきている。今までは、脳に局在する中枢から捉えることが多かったが、これからはネットワークで存在する社会脳にもっと注目を当てるべきである。そして、この考え方は認知症ばかりではなく、高次脳機能障害や小児の分野でも関わってくる。リハビリを志すものにとっては、必須の知識となってくるのではないだろうか。認知症から語られてはいるが、症状・病態を選ばず社会脳の知識を得るには良い入門書である。

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2014年12月09日

Posted by ブクログ

社会脳科学の知見を利用して、認知症の人々の症候を理解しようという意欲作。少し強引な部分もあるし、おそらく、複数の原因があったり、いろいろなとらえ方ができるもののあると思いますが、面白く読ませていただきました。

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2014年11月30日

Posted by ブクログ

この本は、認知症の治療に携わる、若しくは関係する立場の人のために書かれた本で、認知症に対するある程度の基礎知識が必要と思われる。
脳のそれぞれの部位の働きや脳学者の発見した学説などについては一般人には理解しづらく読破を断念し、興味のある部分のみを読んだ。第1章と第3章、第6章は比較的理解がしやすい。作者は最近久し振りに収筆したと聞いているので、内容次第で再度トライしたい。

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2025年07月27日

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