【感想・ネタバレ】皇子の寵花-熱砂の求愛-【特別版】のレビュー

あらすじ

【特別版/書籍発売時、一部書店用に書き下ろされた番外編収録!】「私の花嫁。今宵もおまえを抱いてやる」華道家の芽衣は仕事で訪れた砂漠の国で、皇子・ラザークと出逢う。言葉は少ないが情熱的な銀灰の瞳に見つめられた芽衣は、彼に口づけられてしまう。ラザークが見初めたのは、芽衣の双子の姉。だが彼女が求婚を拒んだことで、芽衣が花嫁として攫われてしまう。自分は男で結婚はできないと伝えるもラザークは聞き入れず、初夜の媚薬に酔わされた芽衣は花嫁として彼に抱かれてしまう。姉の身代わりなのに、身体はラザークの優しい愛撫に淫らに感じてしまい!?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かったです。
流石は秋山先生、すらすらと読めました。

家元の息子である華道家の芽衣は双子の姉花衣と灼熱の砂漠の国を訪れていました。そこで出逢ったラザーク皇子に出逢い、ひとめ惚れ。
ラザーク皇子の方も芽衣を「私のユニコーン」、「可愛い」といい、満更でもない様子です。
しかし、皇子が求婚しているのは姉の花衣だと聞かされますが、姉が拒絶したことで、芽衣が花嫁の身代わりとして皇子の許にゆくことになり-。

ストーリーとしては定番ものです。
でも、面白くて読めてしまうのは秋山先生だからだと思うのですが、今回、芽衣が美しく凛々しい皇子にひとめ惚れ-、判らなくもないんだけど、ノーマルな男の子が普通、いきなり幾らカッコ良いといえども同性の皇子様に恋したり、熱烈に求められて、その気になるかな?
疑問に思ってしまいました。
やはり、そこは芽衣が皇子にひとめ惚れするとしても、同性を好きになってしまったことへの戸惑いとか、皇子に求められて相思相愛で嬉しいんだけど、それで良いのかなと抵抗を感じたりする葛藤の場面があった方が自然なような気がしました。
芽衣が同性にしか時めかない設定というのであれば、また話は違ってくるんですが-。
あまりに主役の二人、最初から男同士決定で話が進みすぎたんで、そこはBLといえども、ちょっと都合が良すぎるかな~と、余計なことを考えてしまいました。

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2019年02月19日

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