あらすじ
人間の知恵と執念がつくりだした食品の王様。毎日食卓に並ぶ牛乳とタマゴこそ、人間が健康で豊かな食生活を送ることを可能にした最高の食品です。牛乳とタマゴはどうやって大量生産できるようになったのか、なぜ乳製品やタマゴは体によいのか、タマゴは本当にコレステロールの原因になるのか、バターとマーガリンではどちらが体によいのかなど、牛乳とタマゴに関する身近な話題が満載。(ブルーバックス・2013年5月刊)
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Posted by ブクログ
すごーくおもしろかった。高校生物程度の知識があるとなお面白いのかも。タマゴや牛乳の、時代的背景から、栄養面、誕生までのメカニズム、家畜開発からその問題点まで、あらゆる側面からの話があって、しかもわかりやすい。気になったことを、気になったタイミングで解説してくれる。雑学だけでなく、タマゴの見分け方とか使い分けとか、実用的な話もあって、実践したくなる。色付きのタマゴはわけもなく高級で栄養価が高いとわたしも思い込んでいたけど、そうじゃないんだなとか。タマゴや牛乳のありがたみも実感できました。
ただ独特な文のつなぎかたをするので、読み始めは少しびっくりする。あとしばしば唐突にテンションが上がるのでおもしろい。『~なのだ!』みたいな。