あらすじ
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なぜわれわれに色が見えるのか? 同じ赤でも自ら光を発する赤と光の反射によって見える赤は違って見えるのか? 色を認識する視覚と脳の関係、色と光の物理的・化学的関係、色と心の関係、光を使った最先端技術まで光と色彩のさまざまな話題が満載。(ブルーバックス・2010年10月刊)
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Posted by ブクログ
色彩の生理学の項目がおもしろかった。
見るということは、光が目に入る物理的な現象から始まり、レチナールという分子が光によって化学変化を起こし光が来たことを伝え、電気信号で3層の細胞を通過し、脳が送られてきた情報を総合判断する現象(で合ってるかな?)
普段無意識に見るということをしているけど、体の中でこんなに細分化された伝達が行われているなんて驚いた。
Posted by ブクログ
色彩と光についての基礎知識がまとめられている。ネオンのように光って見える色と発光しない物体の色は見える原理がまったく異なるのだ。光らない色を認識できるのは反射光を認識しているから。色は物体が吸収する光の色の補色なのだ。これは見えている世界の認識が変わる。
人間の見る仕組みも科学的に解説されている。文系の自分には細かい理屈は分からないけど知識として知っておけばまた別の本で生きることもあるはず。構造色の話も仕組みはよくわからないけどそういうものがあることを知っておくのは意味がある。色の心理学的な効果も面白いが入門レベルでもっと詳しい本を読むのもいいかも。