【感想・ネタバレ】みどり色の星のレビュー

あらすじ

人生は夢かもしれない。でも、幻の中で、せめて幸せでいられたら。19歳の遠山エリカは、冬のある日、知り合いの中学生とともに訪ねた研究所に閉じ込められ、たまたまその場に居合わせた6人と共に想像を絶する「時空の旅」を経験する。たどり着いたのは、みどり色の太陽が輝く星。大通りに立ち並ぶ五角形の几帳の家には、生きるために必要な備品がすべて備えられていた。そこは、高度な文明を持つ異星人が、訪問者たちのために作った保護地域だったのだ。途方にくれる彼らに、やがて頼みの綱だった樹田博士から、「時空の一致するところに移動せよ」という緊急指令が入る。彼らは再び時空をジャンプし、無事地球に戻れたのだが……。それは幻覚でしかなかった。落胆と失望の末に、エリカはひとつの選択をする。月日は流れ、49歳になったエリカはついにすべてを思いだす。先が読めない展開、深く心に余韻を残す読後感。構想7年、SFファンタジー小説の傑作!

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Posted by ブクログ

ふと訪ねた研究所で経験した想像を絶する時空の旅。
「19歳のあの日、わたしの人生は運命づけられた。そして49歳になったわたしはついにすべてを思い出す」
面白かった。とても好きなタイプのお話。

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2014年08月20日

Posted by ブクログ

ひょんなことから(ひょんなことからって、便利な言葉!)異空間に飛ばされてしまって、たまたま一緒にいた6人で濃密な時を過ごす。
大切なのは、どこで生きるかではなくて、どう生きるかってことなのかもしれない。
どう運命を受け入れて生きていくか?

0
2011年12月04日

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