あらすじ
父親が死んだ36歳を迎え「破滅の年齢」だと言ったクリス。息子・アレックスが暴漢に襲われた夜、見舞いに訪れた彼はアレックスに暴行しようとし、その後失踪。次第に彼を蝕む狂気。寒空の下、震えるクリスを見つけたミシェルは、思わず彼を抱きしめ、激しく求める――!! 傷ついた男たちのシンフォニー、ついに感動のフィナーレ!!
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全て読み終えるとタイトルが神々しく思えます。
2巻はシリアスな話でした。
音楽は唯一純粋に向き合えるもの。そして父親が与えてくれた唯一の愛情だった。
でも自分も父親のようになるのではないかという恐怖。
抱えきれないほどのものと毎日戦ってきたんだなと思うとクリスの苦悩は計り知れない。
アレックスがいて良かった。ミシェルに出会えて本当に良かった。
Posted by ブクログ
音楽家のクリス×妻子を亡くした医師ミシェルのお話の2巻目です。
タイトル作品のほか、「天使の描いた絵」という番外編も収録されています。
1巻目の展開もすごいな、と思いましたが、
こちらのほうではもっとすごい展開になっていました。
トラウマと、それとの葛藤、身近な人への依存・・・
印象に残る作品だと思います。
Posted by ブクログ
腐女子ほぼ引退状態のわたしにとって今や作家買いできる数少ない漫画家の西田東。ウマヘタ?系の絵とシュールなギャグは好みが別れるでしょうが、男に夢を見ないリアルさが、究極のファンタジーたるBLとさりげなく融合してるのが面白い。サラリーマンもの、たしかにワンパターンに感じるときもあるけど、安定クオリティで安心して読める。
Posted by ブクログ
BLを読みたい時にはオススメ出来ない作品かもしれない。 ファンタジーではない、きっと実在する誰かの話のような生々しさに息が詰まる。
それでも西田さんが希望や光をみせてくれるので救われるけど、個人的に一読でお腹いっぱいな作品。