【感想・ネタバレ】中国詩境の旅のレビュー

あらすじ

中高年層を中心に、静かな漢詩ブームが続いている。李白・杜甫・白楽天・陶淵明らの詩を愛誦するばかりでなく、実際にゆかりの地を訪ねる人も跡を絶たない。古来より日本人が強い憧れを抱き、想像をたくましくして詩歌や俳句にうたい上げてきた中国の詩文の世界を、現実に体験できる時代になったのだ。ことに、うららかな春の江南地方(長江下流の南側)は、いにしえの文人たちの詩境に想いを馳せる上で最高の舞台となる。本書では、日中双方の古典文学に深い造詣を持つ著者が、揚州・蘇州・杭州・紹興……と旅をしながら、それぞれの詩文の情趣豊かな作品世界を見事に読み解いている。さらに著者の思索は、芭蕉や蕪村の作品を引きながら、日本人の意識の深層にある中国文化までを鮮やかに照らし出すのだ。たんなる漢詩の解説書や旅行ガイドでは物足らない人たちにとって、知的好奇心を刺激するまたとない「詩と旅のガイド」である。

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Posted by ブクログ

もとは1983年の作品。中国の詩文は、古くから日本の文学に大きな影響を与えた。その主な土地を旅して、詩文に描かれた場所をめぐる。もともとの詩文の知識が貧弱なので、十分には理解できなかったが、芭蕉、蕪村などが、いかに中国の詩文に憧れ、学んでいたかを垣間見ることはできた。
森本さんの解説にもあるように、中国の漢字というのは、なんと奥深く広大な言語であることか、なるほどなと感じた。
現代は政治的になかなか関係が難しい国ではあるが、古くから文化的に大きな影響を受けた国。将来、いつかまた、良好な関係を持ち、文化的にも学びあえる時代がやってくることを願わずにはいられない。

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2026年08月24日

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