あらすじ
禅では、人生を花にたとえます。花には欲がありません。ただ、咲いているのです。それだけの姿こそが美しく、見る人の心を豊かにします。
迷いがあるときは、花の姿に自身を重ね、心をリセット。いまの豊かさに気づいてください。
「何でもないようなことを、丁寧にしてみる」「まず、足元を見る」「絶望に陥ったときは、食べる。眠る」「姿勢を調える」「ここぞというときに、しゃべるのをこらえ、“間”に託す」「心のこもった笑顔を向ける」「苦労自慢をするのをやめる」など、人生が輝く85のヒントを紹介。
大切なことほど、シンプル。解決策は、すぐ目の前にあるのです。
坐禅会に申込者殺到。安倍晋三首相、中曽根康弘元首相も参禅する禅寺の住職から、悩める現代人へ、渾身のメッセージ。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
<感想>
現役住職が禅の教えを分かりやすく説く。短いエピソードの集積で本が構成されていて、今の悩みに刺さるような言葉を見つけることができる。読むタイミングで好きなエピソードが変わりそうな気がする。座右の銘になりそうな言葉も多い。
<アンダーライン>
★★★★★花は誰かのために咲いているのではありません。ただ咲いているのです
★花は咲いていも「見てくれ」とはいいません
★★花にとっては、咲くことが「できることのすべて」だからです。
★生きることが生きる目的です。求めすぎるのをやめなさい
★生きているそのこと自体がすばらしい、ということろに立てば、見える景色はよほど変わってくる
★★★身体は絶望などしません
・人生が苦しいことばかりなのは、お釈迦様のお墨つきです
・「あるがままに見る」ことが、「正しい」ということです
★★★★★花は綺麗に咲いているわけでも、しょぼくれて咲いているわけでもありません。ただ、そういう花として咲いているのです。
★★★鏡は前にあるものを、取捨選択することなく、そのまま映し出します。綺麗だから映す、汚いから映さない、好きだから映す、嫌いだから映さない、ということはありません。
★★綺麗なものを映したからといって、その鏡が綺麗になるわかではないし、その逆もないのです。
★★★「(何かに)悩まされている」のではなく、「(自分が)悩んでいる」。それが悩みの正体です。
★ただ、掃除に専念する
★★人は昨日にこだわり、明日を夢みて、今日を忘れる
★喫茶喫飯
★★★★「うまくいかない」っていうことが、それがわかったってことは、うまくいってるってこと
★目標や理想が、現実とギャップがあるのは当然です
★<感想>
現役住職が禅の教えを分かりやすく説く。短いエピソードの集積で本が構成されていて、今の悩みに刺さるような言葉を見つけることができる。読むタイミングで好きなエピソードが変わりそうな気がする。座右の銘になりそうな言葉も多い。
★★★★★花は誰かのために咲いているのではありません。ただ咲いているのです
★花は咲いていも「見てくれ」とはいいません
★★花にとっては、咲くことが「できることのすべて」だからです。
★生きることが生きる目的です。求めすぎるのをやめなさい
★生きているそのこと自体がすばらしい、ということろに立てば、見える景色はよほど変わってくる
★★★身体は絶望などしません
・人生が苦しいことばかりなのは、お釈迦様のお墨つきです
・「あるがままに見る」ことが、「正しい」ということです
★★★★★花は綺麗に咲いているわけでも、しょぼくれて咲いているわけでもありません。ただ、そういう花として咲いているのです。
★★★鏡は前にあるものを、取捨選択することなく、そのまま映し出します。綺麗だから映す、汚いから映さない、好きだから映す、嫌いだから映さない、ということはありません。
★★綺麗なものを映したからといって、その鏡が綺麗になるわかではないし、その逆もないのです。
★★★「(何かに)悩まされている」のではなく、「(自分が)悩んでいる」。それが悩みの正体です。
★ただ、掃除に専念する
★★人は昨日にこだわり、明日を夢みて、今日を忘れる
★喫茶喫飯
★★★★「うまくいかない」っていうことが、それがわかったってことは、うまくいってるってこと
★目標や理想が、現実とギャップがあるのは当然です
★★★★★悩むなら、「いますべきこと」「いまできること」を探して悩んでください
★★選択するといことは、結果がよかろうが、悪かろうが、それを引き受けるということです
★★★成功にも、失敗にも、善悪の区別などありませn
★妬みや嫉みは、「思ってはいけない」のではなく、思ったらすぐ手放せばいいのです
★★★自然に湧き上がってくるのなら、思ったらいいじゃないですか。それは心にまかせて、あとは手放せばいい
★死に方に、立派も、みごとも、不甲斐ないも、情けないも、ありません。ただ、それぞれの死があるだけです。
Posted by ブクログ
全生庵の住職の著者。
ビジネス本ばかり読んでいると、どうしても戦闘的で数字ばかりを追いかけがちだが、禅の思想ではちょっと違っていて、花のように咲けと言っています。
人間は生まれながらにして素晴らしいものですが、努力を継続しないと花を咲かせることはできないとおっしゃっています。
シンプルで読みやすい本ですが人生の核心につく部分がかなり書かれており、頭で考えがちの現代人には役に立つ内容だと思いました。
Posted by ブクログ
禅では梅が尊重されるという。寒中に咲き、芳しい香りがあり、実を結ぶから。
ただ咲く花、これから何を学ぶことができるだろうか。無心に、見てくれとも思わず咲く。あるがまま、見えないところの努力。心は絶望しても身体は絶望などしない、食べて寝ろ。実践、まず動け。間の大切さ。言葉が神である西洋と言葉のない禅。
寝る前の振り返りや感謝については中村天風とも同じだな。
Posted by ブクログ
そうだなぁ、と思いつつ、どこかで聞いたことがある話だな、とも思う中、「プライドと上手につきあいなさい」という考え方は初めて聞き納得です!
プライドとは自分を律するもの。
他人の振る舞いや言葉で、自分のプライドがどうにかなるなんてことはない
プライドは自分を律して、それに恥じるようなことは「しない」ためのもの。
他人に何されようが、どう言われようが、プライドは痛くも痒くもないのです。
押さえておかなければいけないのは、この「一点」だけ。それで、プライドとは上手に付き合っていけます。
Posted by ブクログ
美しく咲き、香り、実る為の禅の教えが分かりやすく書かれていました。人生はお花と一緒なのだと。
「自分の価値を決めるのは、唯一、自分がどう生きているか」とか、「たゆまずやることをやってこそ、花は咲く」
イメージしやすい表現であっという間に読み終えました。
心が透明に近づくような清々しい気分となりました。