【感想・ネタバレ】サムライ・ノングラータIのレビュー

あらすじ

時は1892年。元海軍士官の鹿島丈太郎は密命を受け、仲間とともに客船ヴェルマ・ヴァレント号に乗り込んだ。目指すは波路はるかなハワイ。アメリカの植民地政策の前に、いまや風前の灯の王国。その命運を握る王女を救うため、波乱万丈の航海が始まった・・・・

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色褪せない冒険活劇

 海から来たサムライの初版が1984年。それから時が流れ一部加筆訂正された物語を、電子書籍で読むことができるとは思いませんでした。

 多くの事実を積み重ね、その上にエンターテインメントをふりかけたストーリは現在でも色褪せません。前半は明治時代の日本、客船内が舞台となっており、後半はサムライとカウボーイが一騎討ちをするために選ばれた場所、アメリカ併合前のハワイを舞台とした冒険活劇です。
 
 読後ハワイ王室と日本皇室が当時結ばれていたら、真珠湾攻撃はどうなっていたか?歴史のIFを考えるのも楽しいです。

 可能であれば矢作 俊彦 、司城 志朗コンビの「ブロードウェイの戦車」「暗闇にノーサイド」も電子書籍化してほしいものです。

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2020年02月21日

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