【感想・ネタバレ】里山シンプル生活のレビュー

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Posted by ブクログ

読みやすさ★★★★★
学べる★★★★★
紹介したい★★★★★
一気読み★★★★
読み返したい★★★★

里山ライフの魅力が詰まった贈り物のような本。音が、匂いが、静けさが、温かさが、星のきらめきが、五感で味わえる。
元々美容師として都会を満喫していた普通の女子が、里山に移り住み可能な限りの自給自足を目指した。街の生活では体と心の不調を感じていたが、それは「不自然」な生活が原因であったことに気付いていく。徐々に野生の勘を取り戻す、人体の不思議。循環するご縁。調和。
生きることは丁寧に暮らすこと。自然と共生した逞しくも温かい生活に、その思想に、ああ、これが正解だと思った。今の世界は行き過ぎている。物が多すぎるし便利になりすぎている。
本とは出会いだと思っている。1年前の私がこの本を読んでもピンと来なかっただろう。お金は道具。その概念はあっても実際には腹落ちしていなかった。今ならわかる。お金を目的にすることで、世の中には不安と不満が広がったのだ。
生きる目的を無理に考えなくてもいい。生かされていることに感謝すればいいのだ。
目を覚ましてくれて感謝です。

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2021年10月07日

Posted by ブクログ

20150926 作者の場合はたまたまなのだろうがこれからの日本の向かうべき方向性のヒントがある内容になっている。若い人達が生活のベースとして取り入れ始めたら経済や政治にもすごく変化を与える事になるように思う。これからの時代の革命のあり方にも通じるのではないか。

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2015年09月26日

Posted by ブクログ

愛知県の人里離れた山で、夫さん、お子さん2人、犬2匹と生活されている女性の、それまでの人生や里山暮らしに行き着いた経緯、今の暮らしでの衣食住などについて語られている。
まじめで丁寧で清廉潔白な印象。自分の中に、ぶれない強い軸がないととてもじゃないけどできない生活だと思う。

私はすっかり街の暮らしに慣れきってしまっている。回転ずしもマックも食べるし、焼肉もポテトチップスも好きだし、すぐスマホを見るし、家のお風呂はスイッチひとつで沸くし、炊飯器のタイマーも電子レンジも欠かせないし、老後のために便利な場所に家を建てちゃったし、著者さんとはまるで対極の生活をしていると思う。
ちょっと共通点があるといえば、家庭菜園で野菜を作っているくらい。

「お金はない」「収入も不安定」と、本の中でズバリ打ち明けられていますが、きっとお金がないならないなりに工夫を重ねたり、食料やエネルギーを自給自足したり、堅実に生活されているのだろうと思う。貧しそうな感じとか、悲壮感は一切漂っておらず、むしろ豊かで楽しそう。
自分たちで手を動かして、何かを産み出すことの尊さを改めて学んだ。

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2023年05月10日

Posted by ブクログ

 山里の古民家での暮らし。素晴らしい。心から憧れるものだ。お金に関する考え方も、共感できる。なにもかも清廉で哲学的で禅僧のような暮らし方でもあるようだ。素晴らしいけど、真似はできないかなと思ったり。
 暮らしの中にも少しは毒があったほうがよろしいかも…。実際は毒もあるのではないかと思う。そんなところも描かれていればこの本はとても興味深く面白い。面白くする必要なはないし、この本にそんなことを求めるのも間違っている。けれど、あまりに静謐潔白純粋節度正しく優等生過ぎて遠い世界になってしまった。こんな読者で申し訳ないとは思います。でも、やはりこの暮らしは本当に素晴らしいです。
 素朴な山里暮らしの著者がネイティブアメリカン、レゲエが好きという記述に思いっきり興味がわきました。音楽に関する著者の嗜好も書いてあればな。

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2021年09月01日

Posted by ブクログ

共感できる内容が多かった。

著者は、子供頃からの夢だった美容師の仕事に就いたものの、過労とストレスで退職した。その後、山のペンションや天然衣料と雑貨店、オーガニックカフェ、ホリスティックな宿などの仕事をした後、空き家バンクを利用して、最寄駅から車で1時間以上かかり、バスは週に数本しかなく、スーパーやコンビニは山道を20分以上走らないとない場所に、5Kの平屋を家賃5000円で借りた。収入は夫の畳職人としての生業のみ。

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2018年10月31日

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