【感想・ネタバレ】守護者がめざめる逢魔が時2 守護者がささやく黄泉の刻のレビュー

あらすじ

あらゆる霊的干渉を撥ねつける絶対防御の力──問題は、その「加護」を使いこなせないこと。霊能力に目覚め、除霊に参加したい清芽(せいが)に、過保護な恋人・凱斗(かいと)は大反対!! 大学進学を機に同居を始めたブラコンな 弟・明良(あきら)も「兄さんは、今もこれからも俺が守る」と聞く耳を持たない。そんな時、凱斗の母親が突然失踪!? 神隠しの謎を探るため、悪霊はびこる寂れた街に、若き霊能力者達が再び集う!!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

1作目を一気読みして疲労困憊して少しクールダウンしたのか、2作目は何度かに分けて読んだのでそれほど疲れなかった。(笑)
前作でそれぞれのキャラが確立したせいか、その辺のエピソードがない分、話が散らず、ホラー展開に集中できてスッキリしていた。ホラー現象の場面も多々あり、前回の物足りなさを払拭。ラストも余韻が残ってすごくいい。怨霊(呪詛)騒ぎの元凶がまさかの尚子だったってのもうまい。女性が家政婦のおばさん以外全く出て来なかった前作に比べ、女性をごく自然な形で出して尚且つ重要人物としているところは、さすが作者の腕の良さだね。BL作品はとかく女性を粗末に扱うか、もしくは“(ストーリー上)都合のいい女”にしてしまう傾向があるけれど、女をうまく描けていないような作品はダメだね。如何なBLとはいえ、この世界にいるのは男だけじゃない。まして恋愛を扱うのであれば、年頃の女性が全く出て来ないのは不自然で小説としてはなってないとしか言いようがない。その点もきちんとクリアしているし、文句なく星5つ!

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2013年09月23日

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