あらすじ
父親からの執拗な結婚要請にようやく重い腰をあげたエヴァディーン。優雅な独身生活に別れを告げる覚悟を決めるが、そんな矢先、彼にとんでもないウワサがたってしまい…。
●収録作品/秘密のヴィルヘルム/夢を見るひと/猫は誰にも言わない/花の記憶/ヴィルヘルムの待ち人/扉をあける風
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
英国シリーズ完結。ついにコーネリアスも結婚するのかと思うと、何故だか嫁に出すような心境で寂しいです(違) でもちゃんと心に決めた女性とのゴールインで何より。きっとこれからもヴィルヘルムに邪魔され(見守られ)るのでしょうけど(笑) コーネリアスのお話ではないですが、『夢を見るひと』もお気に入り作品。
Posted by ブクログ
コーネリアスついに結婚!…お相手はやはりあの人。ラスト2話は結末が読めるだけに、ちょっと物足りない感じが(主人公自身「簡単すぎる」と言ってるあたり/笑)でも、まあ、めでたい。求婚シーンでコニーの前髪下りてるのがえらく萌えだったしねvv
Posted by ブクログ
この本に収録されている作品の中で「夢を見るひと」に出て来るヴァイオレット・アーンショーがいい。
笑顔がステキで、穏やかで、
彼女がいるだけで暗い館は明るくなり、黒い影たちもだんだん消えてしまう。
彼女に関わると気難しい女性も明るくなり、人見知りの少女も明るくなる。
ヴァイオレットのセリフがいい。
「こうなればいいなということを
夢の中でお話にするの
哀しいことや嫌なことがあっても
それがいいことに変わっていくお話にしてしまうのよ
そうしてるとそのうち本当になるの」
「少し本当になって
たくさん本当にならなかったけど
でもね
欲ばってはいけないの
少し本当になったことで
十分しあわせですもの」
こういう風にさらっと言える人がいいなって思う。
彼女のような人間が<私の理想>です。