あらすじ
すべてを奪って――
わたしはもう、子供じゃないの。
厳格な学校から、半年ぶりに帰郷したキャスリンは、年の離れた義兄ブレイクの姿が見当たらないことにほっとした。早くに両親を失い養女となった彼女を、ずっと見守ってくれた義兄。でも、最近のブレイクはかたくなに男女交際を禁じ、キャスリンの行動を制限しようとするのだ。わたしはもう二十歳よ。自由になりたいわ。だがパーティの日、ちょうど出張から戻ったブレイクに、ドレスがセクシーすぎると厳しく叱責されてしまう。思わず反発したキャスリンはそのとき想像すらしなかった――わずか数時間後、ブレイクに荒々しく唇を重ねられ、衝撃と興奮に身をこわばらせることになろうとは。
感情タグBEST3
©1982年
面白かった。
ダイアナの作品では良くある設定。養女と年上の義理の兄。
過保護なヒーローと、大人と認められたいヒロイン。ヒーロー弟、養母を巻き込み、ヒロインはヒーローに歯向かう。
途中、ヒーローがヒロインを傷付ける言葉は酷いですが、過保護ヒーローが大学ではなく花嫁学校(フィニッシングスクール)にヒロインを入れたあたりから、2人は意識しあっていたようです。が、ヒーローは自分の気持ちに気づいても、幼いヒロインは気付かない。もしかしてヒーローはヒロイン15歳の時から思っていたかも。
ホットなシーンの連続なのに、結ばれない二人。二人の緊張感が良かった。
弟が良い人。弟の話は無いのかな?