あらすじ
「稼ぐ話力」とは「お金を稼げるレベルの話力」のこと。
営業、販売、企画、接客などあらゆる職種の人に求められるビジネススキルです。
実際、自分が思う以上に「話力がある・ない」は「仕事ができる・できない」にかかわっています。その力を向上させれば、仕事で結果を出し、キャリアアップや年収アップにもつながります。
ところが、多くの人はプレゼンテーションをきちんと学ぶ機会がありません。
本書では、著者が会社員時代から現在まで、セミナー、講演、メディア出演など1万回以上仕事として人前で話をしてきた実践の中から、本当に伝わる話し方、その訓練方法についてお話しします。
もくじ
第1章 あなたの話は20%しか伝わっていない
――コミュニケーションへの誤解
話の下手な人の特徴
伝言ゲームの怖さ
伝わらない原因1 話しすぎ
伝わらない原因2 日本語が論理的な構造ではない
伝わらない原因3 相手の存在を忘れている
久本雅美さんのコミュニケーション能力がすごい
「最近の若者はコミュニケーション能力が低い」の実態
マッキンゼーの面接官がどん引きする言葉
プレゼンテーション力はこれからのビジネスに必須
第2章 なぜ、「ジャパネットたかた」で買ってしまうのか
――プレゼンテーション3つの基本ステップ
「伝わる」=相手が行動する
癖はあっていい
場数を踏む
基本ステップ1 相手に軸を置く
池上彰さんは何がすごいのか
言葉選びとワーキングメモリ
基本ステップ2 全体像から話す
基本ステップ3 情報密度に気をつける
緊張への対処法
第3章 情報密度を上げる
――話力で稼ぐ人になるために
プロとアマチュアの違い
1ターゲットを絞る
2話す内容を徹底的に理解する
3余計なものを入れない
4適切な言葉、比喩、体験談を用いる
5得意分野をつくる
つかみの効果
ストーリー性を持たせる
質問に的確に答える
時間配分について
第4章 確実に伝える資料作成3ステップ
ステップ1全体の長さから枚数を決める
ステップ21枚1メッセージ。30秒で理解できるもの
ステップ3イラスト、写真、図解を入れる
原稿は読まない
第5章 理解を深める非言語コミュニケーション 4つのポイント
ポイント1間は「相手のための時間」
ポイント2アイコンタクト
ポイント3笑顔
ポイント4ビジネスの現場における美男美女を目指す
プレゼンテーションの正解
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
どのような仕事でも話力のある・なしが仕事ができる・できないに直接的につながる。話力と言っても、一方的に話し過ぎで自分の意見を押し付けるような話し方は間違い、そう気付かれました。あくまでも伝えることが目的。著者の勝間和代先生のように物事を分かりやすく説明する話力はそう簡単には身に着けられないとは思うけれど、努力次第で少しずつ改善できると思いました。
Posted by ブクログ
分かりやすく、ハキハキと、論理的に、勝間さんらしいプレゼンの教科書でした。
心構えからテクニックまで分かりやすくまとめられている印象。
プレゼンテーションは日常会話をよりフォーマルににしたもの。
日常会話意識しよっと。
気になった部分。
・「どうすれば言いたいことを言えるか」ではなく「どうすれば相手が分かりやすいか」に着目する。
・プレゼンテーションをする際、最初に必ず全体像もしくは結論を述べる。
そして伝えたいことを1つか2つに絞っておく。
・相手の目を見て自分の話をどう思っているのかを確認する。
・間を空けて相手に理解しやすいようにする。
Posted by ブクログ
ビジネス本のまとめ買いの一冊。
話すことを職業にしている人視点のテクニックや意識づくりを学べる内容だった。プレゼンについては経験がものをいうと感じたので、数をこなせば自ずと適度な緊張で話せるようになると思う。
コミュニケーション力が高い人の3つのポイントとして、言いたいことが言える、
言っていることが分かる、聞かれたことを的確に受け答え出来るとあり、納得出来たのと、面接の場面が想像された。
報告や話すときは、相手が聞きたい順番で話をすることを意識しようと感じた。
Posted by ブクログ
P78 話すこと自体が「自動運転状態」になっていないといけません。・・・話すことがある程度自動運転になってはじめて、効果的に資料や非言語コミュニケーションを活用することができます。
P84 「自分が言いたい順番」ではなく、「相手が聞きたい順番」で話をする
P102 絶対に伝えたいことを1つ2つに絞っておくべきです・・・相手にどのような反応を求めているのか
P120 話力で稼ぐ人になるなら、どんなテーマでも相手にとって価値ある情報をわかりやすく提供できるようにならなければなりません。・・・情報密度とは、あなたが口にする言葉のうち、「相手の知りたい情報がどのくらい含まれているか」ということです。
P128 「あなたが話したいことを全部話してはいけない」
P145 敵役(問題)を登場させると、聴衆が主人公(解決策)を応援したくなる。ジョブズはこの古典的な物語の手法を使うことが多い。
P158 多くの日本人は情報を得る時に、視覚情報>聴覚情報となっているのです。
P160 30分のプレゼンテーションなら、全体で6~10枚
60分のプレゼンテーションなら、全体で12~20枚
P165 「優れたデザインとは、そぎ落とす作業である」
Posted by ブクログ
この手の本は結局、実践あるのみなのは重々承知なんですよね。
わかってはいるけれど、行動に移せた時には参考になるのは間違いありません。
人前で話すことが仕事であったり、YouTuber(ユーチューバー)を目的(趣味でも副業でも)としている人にとっては参考になるエッセンスが詰まっている感じがします。