【感想・ネタバレ】食卓にビールを3のレビュー

小林めぐみ / 剣康之

我が高校の七不思議を調べよう!小説のネタに役立てようと、突然思い立ったわれらがヒロイン。友人との協議の結果、五つまでは決まったが、あとが思いつきません。というわけで残り二つの不思議を求めて学園をフラフラしていると、またもや事件が……。七不思議ってわざわざ探す物なのか!?そもそも、高校生で人妻で小説家で物理オタクというヒロインの存在そのものが“不思議”なのでは!?突っ込み所満載の『スナイパー編』(タイトルも不思議)をはじめ、思わずニヤリのへんてこりんな短編8本を収録。超マッタリ“幼妻”SFコメディ、調子にのって第3弾!

[ブクログ · ★★★★★]

物語が脱線していくさまを楽しむシリーズです。
少しずつ軌道がずれていって最終的に元に戻る感じ。もう一本ベクトルを加えたら螺旋構造描きそうで怖いですが(不明)。
中身・感想については1巻のレビューも参照してください。
1･2巻と同様にオムニバス形式ですが、毎回微妙に展開を捻ってきているので、なかなか侮れないものがあります。